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【40代転職】未経験からのキャリアチェンジ(実例と成功理由)

じょうし ⑦40代・50代・中高年の転職
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【40代転職】未経験からのキャリアチェンジ(実例と成功理由)

皆さん、こんにちは。

本日のテーマはキャリアチェンジです。

まず、キャリアチェンジって、どういう意味かご存知でしょうか?

似た言葉でキャリアアップもありますので、ここで違いを書きます。

「キャリアアップ」→ 同じ職種・同じ業界へ転職すること。

「キャリアチェンジ」→ 未経験の職種・未経験の業界へ転職すること。

言葉は似ていますが、意味は全然、違います

キャリアチェンジの種類は?

キャリアチェンジには3種類あります。

①「業界を変える」

②「職種を変える」

③「業界も職種も、両方とも同時に変える」

キャリアチェンジのリスク度合い

①業界チェンジ→リスクは、やや低め

②職種チェンジ→リスクは、普通レベル

③業界も職種も両方ともチェンジ→リスクは高め=危険

一番、危険なキャリアチェンジのタイプ

③の業界も職種もダブルでチェンジは、非常に危険です

いわゆる「突撃チャレンジ型」であり、失敗したら取り返しがつかない道です。

逆に言えば、なかなか勇気がいると思います。

で、話を進めます。

過去の記事でもご紹介したように、
職種は変えずに、業界だけ変えることは、珍しくありません。

輸入車のディーラーから、保険のコンサルタント。
保険のコンサルタントから、さらに不動産の営業マンなど、

取り扱う商品を変える、①業界チェンジは、割といらっしゃると思います。

この場合、「高額な商品を富裕層に売るという対象ターゲット客は同じです。

営業職から営業職への職種も同じなので、さほど違和感がありません

 

ということは、営業先は決まっていて、それをどう売るか?がスキルです。

なので「A」という商材を売れるヒトは、自分なりの営業テクニックを持っています。

だから「B」という商材を売る際にも、そのテクニックを応用して売るわけです。

つまりモノに関係なく、その人の営業センスも含めた全体的な能力を「営業力」と呼びます。

ここまでは、ごく普通の話です。(笑)

業界と職種の両方をキャリアチェンジした方の例

で、例題です。

今回は「業界と職種」を同時にチェンジした、

40代、男性の成功例をご紹介したいと思います。

<求人企業の概要>
*求人企業は、関西にある保育所、児童館、幼児向け英語教室を運営している民間企業です。
*土地開発により新興住宅地が造成され、駅も新設され、その駅の中心から放射線状に
またがるエリア一帯で、約50ヶ所の保育施設、教育関連施設を運営中の会社です。
*グループ企業も含めると社員数は600名、ほとんどが女性の保育士さんです。

<求人企業の基礎データ>
①事業内容:保育所、児童館、幼児向け英語教室の運営
②年商:40億、
③施設数:50ヶ所
④社員数:600名、ほとんどが保育士の女性社員

「モノの見方」が変わると可能性が開ける

みなさんが求人票を見られる時と同じように、考えてみてください。

「モノの見方」が変わると応募の可能性が開ける・・・という例題です。

<条件Ⅰ:仕事の内容は?>
①施設管理:保育所、英語教室の運営及び園長のサポート

②スタッフ管理: 保育スタッフへの教育、研修、人員配置など
③新規出店業務: 保育ニーズの市場調査~出店計画~自治体等との交渉~開園準備など
④上記以外に、クレーム対応、人材採用、社内IT化の推進、広報など
※注意事項:園長や保育士の仕事ではないので、保育には携わらないこと。
<条件Ⅱ:求める人物イメージは?>
①子供好きな方
②サービス業マインドをお持ちの方、
③仕事好きな方、
④責任感のある方
⑤年齢は40代・男性・大卒 (保育業界未経験者も可)

通常、私たちエージェントは

求人企業からこのような形のリクエストを貰います。

ふわっとした表現ですが「なんとなく人物のイメージが湧く」

というレベルの情報しかありません。

あなたはどんな人物が最適だと思いますか?

さて、ここで私からの質問です。

この企業情報、求人内容から、あなたはどんな人物が最適だと思いますか?

「責任感がある方」と言われても、どこを見て判断して良いのか分かりません。

「私は責任感があります」というような方は、逆に危ない気がします。

 

さて、それでは人物イメージを考えてみましょう。

あなただったら、どの業界で、どのポジションで働いているヒトを人選しますか?

つまり、誰に、この仕事を任せられますか?

では、ちょっと、挙げてみましょうか?

どういう経歴の方が、ふさわしいのでしょうか?

*保育施設なので、教育大学とかで、児童教育、幼児教育を専門に学ばれた方
*幼児向けの学習教材を開発していた出版社の方?
*いやいや、ど真ん中で、教員免許を持つ方?
*同じ保育業界で働いているヒトをヘッドハンティングで引き抜きますか?
英会話学校の先生?

・・・どれも私とは違いますね。(笑)

じゃあ、もう少しヒントを出します。
キーワードとしては、下記のような感じです。
保育園業界以外で、下記の業務をやっている業界には、どんなものがあるでしょうか?

求人から探した、6つのキーワード

*本部スタッフ
*新規出店、店舗開発
*既存店舗の運営管理
*サービス業マインド
*スタッフへの教育、研修、人員配置
*クレーム対応、人材採用

なんとなく、この仕事の「本質の部分」が浮かび上がってきましたね。

誰がふさわしいか、見えてきましたか?

転職に成功した方のキャリア

それでは答えを発表します。

私がご紹介した方は大手飲食チェーン本部に勤務中の男性。

店長の上のポジション、地域統括マネージャーです。

割と転職されていますが、求人の募集項目は満たしています。

業界が違う、職種も違うけど?

【1社目】大学卒業後、新卒でファミリーレストランへ就職
・レストランの運営、機内食の提供、各種商品の物販など
スケジュール管理、パート&新入社員の教育、オペレーションの改善

【2社目】その後、ホテルへ転職
・貸室・宴会場の運営 レストランの運営
・パーティー、ケータリングなどの企画、折衝、運営
・店舗ならびに各部門の業績データ分析、改善指導
人件費コストの削減と、原価率の削減を実現

【3社目】現在は、飲食チェーン店の店長を経て、エリア長に昇格
・営業部エリア長として、店長への指導、店舗の管理
・安心・安全のための衛生管理の指導
・新規業態コンセプトに基づいた出店計画とエリアマーケティング
・メニュー計画とイベントの開発、及び販売戦略の策定。
・店舗改善の為の社員・パート従業員への教育指導など

さて、あなたの予想はあたりましたか?

では次に、転職エージェントの私が、

「なぜ、飲食チェーン店のエリア長にスカウトメールを送ったのか?」

これから解説していきます。

【重要】改めて求人要件を確認する

最初の段階で、求人票に書いてあったことは下記の6つです。

分かっている材料は、下記の内容です。

これがキーワードとなります。

①新規出店業務に携わった経験
②既存店舗の運営管理
③保育士の採用、研修、人員配置
④クレーム対応
⑤サービス業マインド
⑥男性、仕事好き、責任感

その会社が抱える課題は何かを想像すること

ここで重要なことは、表面的な募集条件ではなく、

求人票の人物イメージの本質を捉えることです。

・・・つまり、その会社がこの人に解決して欲しい課題は何か?

・・・要するに、何に困っていて、ヒトを採用したいのか?

求人内容とYさんが本当に合致するのか?を検証する

①店舗開発、新規出店についての経験は?→有ります
飲食店と同様、保育園も立地が命。
Yさんはこれまでに飲食店の新規出店を多数、経験されてきた方。
新しい保育園の出店計画や営業開始までのプロセスでも、実力を発揮して頂ける。

 

②既存店舗の運営管理についての経験は?→有ります
Yさんは現在、飲食店8店舗の店舗管理を担当。
主な業務は、赤字店舗の黒字化

そこがなぜ赤字なのかを長年の知識と経験で見極め、店長に対して助言、指導。
オペレーションの効率化も同時に推進。(人件費率を下げるため)

 

③スタッフの採用、面接、募集についての経験は?→有ります
ファミリーレストランの店長時代から現在まで、長年、スタッフ採用をご経験。
その職場で求められる人物を的確に人選することが可能。

保育スタッフに必要とされるコンピテンシー(行動特性)を早めに理解することで、
どのような人物が最も相応しいかを把握し、採用することが可能。

募集~面接~採用まで、全てのプロセスにおいてご経験をお持ちなので
各エリアの保育所と連携しながら、採用計画を進めることが可能。
面接官が使用する、面接チェックシートも作成可能。

④お客様クレーム対応についての経験は?→有ります
飲食店では、酔っぱらいやクレーマーは日常茶飯事。
スタッフに非が無くても、ちょっとした言葉遣いで、相手の怒りが倍増する場合も多い。

そんなクレーマー対応経験を持つYさんであれば、もし、何らかの問題が発生した場合、
育児にナーバスになっているママたちにも、冷静で適切な対応をして頂ける。

モンスターペアレンツ対策という意味でも、男性が対応した方が良い場合もあるので、
本部側の責任者として対応して頂く。

 

⑤サービス業マインドについては?→理解している
飲食店と保育園とは違う業界だが、多数の人々が集まって、
その人々にサービスを提供して、顧客を満足させることによって、
収益を得る「サービス業」という本質部分では共通する部分が多い。

Yさんは現在も、飲食店の店長、料理長、一般スタッフとの個別面談、業務指導を担当。
Yさんが加入後は、園長、教室長、保育士に対してもメンタルケアが可能。

Yさんが現場で様々な取り組みをされることで、
多店舗展開の企業によくありがちな、本部と現場の「温度の違い」も少なくなる。

組織の風通しを良くすることで、離職率が低下し、人材流出の防止にも繋がる。
(ただでさえスタッフがギリギリなので、辞められたら困る)

 

もう一つある、Yさんを雇用するメリット「食品衛生管理、食中毒防止対策」
この会社は食事を出すスタイルの保育所。となれば、当然、食品衛生管理は絶対条件。
季節によっては食中毒が発生する可能性も高い。

万一、事故が発生したら、一気に児童が減ることが予想される。
そのときに、食品衛生管理のプロであるYさんが加入されることによって、
各施設の品質基準がよりシビアになることで「より安全な食の提供」が可能になる。

weneedyou

今回のダブル・キャリアチェンジのまとめ

今回のダブルキャリアチェンジが成功した理由、つまり共通点とは?

保育サービスと飲食店の最大の共通点とは・・・

店舗を造って、そこで働く人材を集めて、
その人材に教育を行い、顧客へサービスを提供することにより、
収益を上げる「対人ビジネス」であること。

【重要】求人票を見るときのポイント

その求人票に隠されている「解決すべき本当の課題」に着目する。

その課題がイメージできたら、解決する上で「必要な機能は何か」を想像する。

面接の際に、その解決方法を、面接官にイメージさせられた、合格!

 

実際のところ、候補者のYさんも最初は「え?保育園、幼児教育ですか?」でしたが、

私が理由を説明したら「ぜひ!」(笑)

 

次に、保育会社の女性社長に、

Yさんをご推薦したときも「なぜ?」という感じでした。

で、さきほどの「共通点」を説明したところ、

一発でご納得され、書類通過、そのまま面接も合格。

 

こういう「異業種コラボレーション採用」は、

好結果を生む可能性が高いと思います。

お互いが違う業界出身なので、

変なライバル関係にならず、尊重しあうからです。

この時は、会社にとってもご本人にとっても

「キャリアチェンジの意味がある」案件でした。

キャリアチェンジは、イメージ力で変わる

さて・・・終わりが近づいてきました。

あなたが求人票を眺めるときに、あまりに業界や職種にこだわり過ぎて、

YESかNOかでモノを判断してしまうと、未来への扉に気づかない可能性があります。

つまり求人票の見方とは、あなたのイメージ力によって、大きく変わってきます

 

ぜひ、正面ばかりでなく、たまには横から、求人票を見てみてください。

新しい可能性が拡がるかもしれません。

 

以上、ダブルキャリアチェンジの事例報告を終わります。(笑)

あなたが転職活動をされる際に、参考にして頂けたら幸いです。

本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。

 

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