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【職務経歴書 5/5】自己PRと志望動機の違いを完璧に理解する

③ 強い履歴書と職務経歴書をつくる
この記事は約11分で読めます。

自己PRと志望動機の違いを完璧に理解する

皆さん、こんにちは。
さて、職務経歴書の中で、一番大事なもの。

それは自己PRと志望動機です。

これまでに過去4回、職務経歴書の作成方法について書いてきました。
何度も何度も、クールに感情を入れず、と書いてきました。

おさらいをします。

  • <職歴の要約>の欄:クールに、淡々と、事実を述べる。
  • <職歴の詳細>の欄:クールに、淡々と、事実を羅列する。
  • <資格、PCスキル、活かせる経験>の欄:ここもクールに、事実のみ書く。

しかし、今日は違います。
感情を、あなたの仕事にかける想いを、書いていただきます。

クールだった、いままでとは、真逆です。

転職エージェントごとに定義が異なるが・・・

さて、最初に、踏まえておいて頂きたいことをお伝えします。

自己PRと志望動機には、ルールがあります

私の意見を言う前に、ちょっと大手の転職サイト&人材会社の定義を見ましょう。

【リクナビNEXT】

■自己PRと志望動機、この2つの違いを簡単にご説明すると、
自己PRは「仕事へのこだわりや強み、その成果」をアピールする項目、
志望動機は「応募企業を選んだ理由と、入社後に実現したいこと」をアピールする項目となります。
そのため、自己PRと志望動機の内容はつながりを意識して作成しましょう。

 

【エンジャパン】

■自己PRの目的や書き方のコツ
「自己PR」は、自身の持っているスキルや経験などを言語化し、
企業に自分自身を知ってもらうための項目です。
「仕事上で工夫した点」や「評価された点」などを盛り込んで、
「前職で得た経験やスキルをこれからどのように仕事で活かしていきたいと考えているか」
ということを中心にまとめると、説得力の高い内容になるでしょう。

■志望動機の目的や書き方のコツ。なぜ入社したいのか…を伝える項目です。
転職して、何を実現したいのか、どのような点で貢献できるのかなど、
今後について前向きな気持ちをまとめると効果的です。
希望企業の求人情報をしっかり読み込み、企業側の求めている人材像や
スキルをに沿って、志望した動機をまとめると良いですね。

 

【マンパワー】

■「自己PR」の書き方
*目的:経験とスキル、やる気、人間性をアピールすること
*コツ:「前職での実績・経験」をもとに努力した「事実」と、
転職先でも共通する「スキル」を探すこと。

業務経験以外の「社外活動」などをアピールするのも、場合によっては有効です。

■「志望動機」の書き方
*目的:何のために、あるいは何を目指してそこで働きたいのかという志望の目的を語る
*コツ:その業界についてよく知ることが大切です。
なぜ自分がその業界で働きたいのか、その上で志望する会社の魅力、強み、弱みをまとめます。
自分がその業界や会社でどんな目標をもって働くことができるのかを考えてください。
例えば、業界のニーズや課題を知り、それに対して今まで自分が培ってきたスキルでの解決法を考え、
実行したいという思いを企業に伝えることもできるでしょう。

さて、何となく、雰囲気は分かって頂けたかと思います。

自己PRの定義は、各社バラバラですが、志望動機の定義は、各社、似ていますね。

「入社後にどう働くか?」は、どの会社でも言われていました。

大手の転職サイト&人材会社でも、定義が明確じゃない、この自己PRと志望動機。

この二つの違いを、私はシンプルに、一言で定義しています。

今回もまた、誰でも理解できる、私のオリジナルな分け方です。

なやみ

自己PRと志望動機のちがい、それは時間軸

自己PRは過去、志望動機は未来

■上の図でご覧頂いたように、自己PRと志望動機には、違いがあります。

先ほどの大手人材会社の定義だけでなく、ネット上の転職アドバイスには、

「あなたの情熱をアピールしましょう!」

やる気を見せましょう!」

「スキルを前面に打ち出せ!」とか、

大げさな「根性論」ばかりが書かれています。

でも、具体的な違いについては、明確な定義までは、書いてありません。

つまり、誰も分かっていないのです。

それが転職業界の実情です。

もう一度いいますが、情熱とか、やる気とかは関係ありません、

★最大の違いは、時間軸の違いです。

★自己PRとは、「過去に起こったこと」を書く。

★志望動機とは、「未来に起こること」を書く。

・・・単にこれだけです。

自己PRとは

「過去の職場、現在の職場での仕事に関する取り組み方」

「どんな所に気を配っていたのか」

「仕事上のモットーや哲学」

「どんな事を、どれくらいやってきて、どんな成果を上げたのか」

「誰とどんなスタイルでやっていたのか?」といった

すでに起こったことが書かれています。

繰り返しますが、自己PRとは、

過去から、今日現在までの時間軸です。

■自己PRの部分では、
過去にいつ、どこで、誰と、何を、どのくらい、(5W1H)
どんなことに気を配りながらやってきたのかを
実例を交えながら、自分の言葉で語る必要があります。

志望動機とは

志望動機は、上とは全く違います。

「自分は今後、この会社に入って、何をやりたいのか?」

「なぜこの仕事をしたいのか?」

「仕事をやっていく中で、どんなことに取組みたいのか?」

「どこを成長させ、将来的にはどうなりたいのか?」といった、

これからの未来で起こること、を書くスペースです。

繰り返しますが、志望動機とは、

今日を基点として、未来へ向かう時間軸です。

■志望動機では、
今後、その会社に入社して、何を実現したいのか?
を、自分の言葉で語る必要があります。
それは、未来に向けての「決意表明」です。
それが無いと「あなたの本気度」が相手に伝わりません。

■自分の言葉で語るという意味は、感情を込めるという意味です。

読んだ人にあなたの「熱」が伝わるように、

箇条書きではなく、文章で書く必要があります。

 

採用担当者の目線は?

求人企業の採用担当者は、職務経歴書の「全体の流れ、トーン」を見ています。

その候補者が何を考え、自社にフィットする価値観を持っているかを総合的に確認します。

軸の無い職務経歴書は「無味無臭」「無個性」「魅力なし」

この職務経歴書の「基本的な流れ」を理解せずに職務経歴書を作成すると、

綺麗な言葉だけが並んだ、軸の無い(人間で言うと背骨の無い)書類になります。

過去に起こったことを箇条書きにしても、専門用語ばかりをダラダラと並べても、

無味無臭の書類にしかなりません。

結果として、意思表示(やる気や熱意)も無い、モヤモヤした応募書類が完成します。

で、採用担当者は「この人はイマイチ」とか「要するに何がやりたいの?」と感じるわけです。

当然、書類選考に落ちます。

私が現場で候補者の書類を見て感じることは、まさにここです。

たしかに、それなりに書いてある。

ひと通り、ソツなくまとまっている。

しかし、どこにも個性が感じられず、人物が見えない

相手に訴えかけるものがない。

・・・読んでいる人間からすると、色々な転職サイトから、

単に素材パーツを集めて並べただけで、全体としての印象が薄い

もっと分かりやすく言うと、強さが無い

これが本当に多くて、書類選考に落ちるメインの理由だと感じます。

 

説明

職務経歴書全体は、2部構成で成り立っている

■人事採用担当者は、職務経歴書の前半から中盤までで

「必要な経験を満たしているか」

「必要な資格を持っているか」

「どんな実績、成果を上げたか」を機械的に判断します。

ですので、前の記事で書いた通り、独りよがりな文章表現ではなく、
客観的な数字やデータが重要な要素となります。

■後半の自己PRでは、

「仕事に取り組む姿勢」

「哲学やモットー」

「仲間とどんな風に協力していたのか」を見ます。

■最後のエンディングである志望動機では

「どんな未来像を描いて、どこを目指しているのか?」

「会社の将来像と重なる部分はあるのか?」

「仲間としてやっていけそうな価値観を持っているのか?」を判断します。

全体の構成は、クールクールクールで、最後だけホットに

職務経歴書の見出しで言うと、
冒頭の<職歴の要約>から<職歴の詳細>
さらに<資格スキル>までは、クールに事実だけを語る。

エンディング前の<自己PR>とラストの<志望動機>では
自分の言葉に置き換えて、信条とかモットーとか
やりたいことを文章で語るという二部構成
です。

 

読む側からすると、後半になるにつれて、
展開がガラッと変わり、段々、テンションが上がってきます。

とてもメリハリがあって、あなたの人間性が垣間見えて、
まさにこれから動き出そうとしている、あなたのエネルギーが感じられます。

 

結果的に、あなたの人物像がクッキリと浮かび上がる書類が出来上がります。

オープニングをクール&クールにしておくことで、
とても冷たい人のように感じられたのが、
最後の「仕事に対する哲学」や、「未来に向ける熱い想い」
一気に吹き上がる感じです。

それを読み終わると「この人に、ぜひ会いたい」という気になるから不思議です。

展開としては、最初はおとなしく始まって、
引っ張って、引っ張って、引っ張って、ラストで爆発させるイメージです。

 

ちから

モノづくり製造職・見本(30代、男性)

<自己PR>
専門学校を卒業後、これまで16年間、製造職として勤務して参りました。
複数の会社で実務に携わる中で、私が感じたことは、
社員個人のスキルアップが必要なことは当然として、同じ部署内のメンバーが協力しなければ、
本当に良い製品を作り続けることは困難だということです。
その為、まずは自分が手本となれるように、先輩社員が持つ技術を継承し、
同世代の若手に落とし込みを行い、全体の技術を向上させることに注力して参りました。

また、社内の営業部と情報交換の場を設け、出荷した製品の評判や、
見本市に展示してある新商品情報などを入手し、常に市場を意識しながら
製品の開発に携わっておりました。

上記の行動の結果として、2018年4月よりチーフ職となり、
現在はメンバー4人と共に、機械の調整や工場内レイアウトの変更、
作業工程の見直しによる作業時間の短縮化、品質向上に日々、取り組んでおります。

過去にも業務上必要な知識は、自発的に学習してまいりました。
役職が上がったからと言って、業務自体が変わることはありませんが、
責任範囲が拡がったことで、「モノづくり」をより広く、
より深く理解できるようになったと感じております。

<志望動機>
貴社で製造されている医療用分析装置は、今まで私が製造してきたものよりも
遥かに高い品質と、安定供給、そして信頼性が求められる製品だと感じました。

これまでは主に手加工中心の製造に携わってきたため、機械加工に不慣れな面はありますが、
先輩社員の方々とは違った部分で、過去の経験を活かせればと思っております。

また、貴社が求めていらっしゃる「コツコツと地道な作業が苦にならない方」
「モノづくりに興味がある方」「職場の仲間と協力しながら仕事をやり遂げられる方」
という人物像は、私自身の理想の姿でもあります。

最後になりますが、仕事をする上では、「コスト」「品質」「納期」を常に意識しながら、
製造現場のプロとして、安心して業務を任せて頂けるような存在になりたいと思っております。
一日も早く戦力として認めて頂けるよう、自己努力を惜しみません。
つきましては是非、面接の機会をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

以上

 

彼は、あっさり合格されました(笑)

如何でしょうか?
この男性は、モノづくりの経験を活かしたいということでの、キャリアチェンジでした。

■自己PRでは、仕事の信条、哲学、仲間との協力など、これまでの働きぶりが読み取れます。

■志望動機では、未来に向かって、どういう技術者になりたいのか?が力強く書いてあります。

読んだだけで「ちょっとこの人に会いたいな?」という気になりませんか?(笑)
彼の「仕事に対する世界観」を聴いてみたいと感じるメーカーさんは多いと思います。

モノづくりといっても、別に「堅物のガンコ職人タイプ」ではないので、
会社に有益なアイデアを出してくれそうな感じがしませんか?

あ、結果ですが、この方も、すんなり合格でした。
書類を作って、私が推薦して、面接して、あっさり合格。(笑)

彼は、ご本人と、奥さんと、小さいお子さんの3人暮らしでしたが、
無事に決まって、私もホッとしました。

あと、その時のエピソードですが、
面接がスタートして1時間が経過した時点で、彼を気に入った60代の工場長が、思わず
「で、君はいつから、うちに来れるの?」と言われ、その瞬間に「合格」が決まりました。(笑)

日本語って難しくて、「君はいつから来れるの?」という質問が、
「あなたは合格です」という意味だったりします。(笑)

シンプルな定義

さて、本題に戻ります。

私の定義はシンプルなので、分かりやすくご理解いただけたと思います。

この「今日を基点として過去と未来に分ける」という、
シンプルなやり方を、求職者へお伝えすることで、書類の完成度があがります

私が推薦した候補者の、書類選考の合格率は、8割以上です。
あなたもぜひ、完成度の高い応募書類を作成されてください。

職務経歴書の作成方法はこれで終わります。
本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。

前回と同じものですが、PDF見本と、ワードのフォーマットをアップしておきます。

【書式のダウンロード】

職務経歴書ワードフォーマット (156 ダウンロード) 職務経歴書PDF見本 (172 ダウンロード)

 

 

 

 

 

 

 

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