★ 仕事の未来を変える ★

正社員と派遣社員の違いと損得(後悔しないために)

⑨仕事とキャリアを考える
この記事は約9分で読めます。

正社員と派遣社員の違いと損得(後悔しないために)

皆さん、こんにちは。

さて、今日はいつものように、前置きはありません、

さっそく、本題に入ります。

まず、私が転職エージェントとして面談する方を大きく分けると、

現職中か、離職中のどちらかです。

で、現職中の方をさらに分けると、

①正規雇用(いわゆる正社員)

②非正規雇用(契約社員、派遣社員、パート社員、アルバイト)となります。

で、本日のテーマとしては、②のケースです。

特に、派遣社員として働かれている人に向けて、書きます。

派遣社員のメリット

ちょっと、私なりに派遣社員のメリットを考えてみました。

●派遣会社に登録しておけば、途切れず仕事を廻して貰えて、自分で動く必要がない。

●事務職であれば、基本的に8時間勤務で、残業がない、残業があっても少ない。

●期間を「半年だけ」とか「1年だけ」とか、区切って働ける。

●仕事で求められるレベルが、正社員よりは低い。

●仕事で求められる責任が、正社員よりは軽い。

●大企業や人気企業で働ける場合がある。(オフィス環境が良い)

●バイト以上、正社員以下くらいのレベル感で、働ける。

●辞めたくなったら、すぐに辞められる。

基本的には、割と楽な感じで働ける、ということだと思います。

いわゆる「本気でガッツリ」ではない、ということだと思います。

この雇用形態を「自分で望んでいる人」にとっては、

とても理想的な雇用スタイルです。

派遣社員と正社員を比較してみて

派遣社員は、別に雇用スタイルとしては、悪くありません。

普通に雇用を創出し、いろいろな人のニーズを満たしていると思います。

だから、ここまで業界が大きくなり、社会に浸透してきたのだと思います。

ただ、そうとは言うものの、一方で、派遣で働いている誰もが、

現在の雇用形態を望んでいるということではないと思います。

「望んでいなくて、とりあえず派遣社員」という方も、いらっしゃるはずです。

ご存じない方のために、派遣社員と正社員とを比べてみました。

分かりやすく言うと、派遣のデメリットです。

メリデメ

 

派遣社員のデメリット

正社員と比べて雇用の安定性が低い

労働契約が期間限定の更新の場合が多いので、働きはじめたものの、

派遣先企業の都合により、たった3ヶ月で終了、ということもありえます。

働いていない期間は無給となる。

もし、早期で3ヶ月で契約終了となった場合、

または、最初から短期の1ヶ月間で終了となる仕事の場合、

すぐに希望に合う次の派遣先が見つかればよいですが、

見つからなければ無給の期間が続きます。

交通費は自腹、福利厚生が期待できない

これはそのままです。

自社の正社員に対しては、手厚く守ってくれる会社も、

外部の短期人材に対しては、そこまで手厚くしてくれません

収入が低く、昇給が見込めない。

派遣労働者の場合は、時間単価(時給)×働いた時間=給与が基本です。

20代前半などでは、同世代の会社員よりも収入が多く見えることがありますが、
30代、40代と年を重ねるにつれて、昇給がある会社員と比べると、
大幅に収入が低くなることになります。

正社員の場合は年1回といったタイミングで昇給が行われますが、
派遣社員の場合は、業務内容が変わらないと昇給はありません

昇給があっても、1時間当たり数十円アップという単位です。

ボーナスや退職金は、基本的にない

派遣社員であればボーナスや退職金がないと思っていた方が良いです。

大手の派遣会社の場合、就業規則をネットで一般に公開しています

その派遣会社に登録していなくても、普通に、誰でも見ることができます

どの派遣会社の就業規則にも、「ボーナスや退職金が無い」と記載してあります。

つまり、生涯年収といった長期的な視野で見れば、

正社員の方とはかなりの差が開くことになります。

ローンやクレジットカード審査に通りにくいことがある

派遣社員は労働契約の不安定さから、

社会的信用が正社員に比べて高くありません。

そのためローンやクレジットの審査が通りにくい場合があります。

正社員なら簡単に通るクレジットカードの審査でも、

派遣社員の方なら落ちてしまう場合もあります

ローンやクレジットカードを利用したい方は、
正社員のうちに対応しておいた方が良いでしょう。

以上が待遇面の違いです。

で、このブログ読者さんは、
「そんなことは、すでに分かっているよ」という方がほとんどだと思います。

ここからはリアルな部分です。

 

仕事のやりがい、責任の重さの違い

派遣社員でも大事な仕事を任せてもらうことはありますが、それは稀です

考えてみれば、ごく当たり前の話ですが、
「外部の派遣スタッフ」に、大事な仕事を任せるような会社は少ないからです。

仕事の幅や、業務の深さ、責任の重さという観点で言えば、
正社員の方が高度なことをやっています。

あともう一つ、派遣社員は
「派遣先から指示のあった業務しかできない」という制限があります。

これは、労働者派遣法で決まっていることです。

  • 派遣先担当者の指揮命令がない業務を、
    勝手に担当することは出来ません。
  • 複数の業務を掛け持ちしたり、
    部署をまたいだりすることは出来ません。
  • アイデアやセンスがあるからと言って、
    自分の裁量で仕事をすることも出来ません。

以上の理由により、長期的な仕事や大規模なプロジェクトに
中心的に携わることが出来るのは、正社員がほとんどです。

また、正社員の方が大きな仕事を任される可能性は高いため、
やりきった時の「やり甲斐」や「達成感」が大きいと思います。

どれも大変な仕事ですが、正社員として責任を持って業務を行うので、

それはそのまま

「仕事をする喜び」となり「仕事に対するモチベーション」になります。

「自分の仕事」だという「プロ意識」が芽生えます。

「経験によって多くを学び、自分が成長している」という実感があります。

なやみ

正社員と派遣社員の「成長」の違い

ここで「成長」というキーワードが出ました。

お金や待遇ではない、自分自身の成長、スキルアップという話です。

人材育成=教育面においても、沢山の違いがあります。

正社員であれば、新卒で入社して、主任、係長、課長、部長と

キャリアを積んでいけるのが一般的ですが、派遣社員はどうなのでしょうか?

正社員の教育

・働きながら、現場で経験を積みながら、教わりながら学ぶことができる。

・スキルアップすることで、社員個人も、会社も、お互いがハッピーになれる。

・会社の負担で、資格取得に対する支援や補助がある。

求人によっては「未経験OK」で、正社員を募集している会社があります。

働きながら、必要な資格を取らせたり、経験を積ませることにより、

今後の戦力になるように育てるためです

正社員:組織には人を育成する仕組みがある

これは、個人の成長の先に、会社の成長があるという基本的な考え方です。

会社にとって、社員教育は「未来への投資」という意味があります。

会社には、助成金活用があり、教育面でも国から援助を受けることができるのです。

業務に必要なスキルを習得できるカリキュラムが整備されている場合も多いからです。

階層別研修、リーダー研修など、「人を育成する仕組み」が用意されています。

では、派遣社員はどうでしょうか?

ゆび

派遣社員の教育

働きながら、その仕事についての知識や、能力は身につくかもしれません。

しかし、体系化されていないならば、本当の実力とは呼べません。

さらに、資格を取りたかったら、自力で取らなくてはいけません。

勉強する時間も、自分でやりくりしなければなりません。

・職種にもよるが、働きながら資格を取ることができる。(個人での取得が多い)

・即戦力になるための、研修、育成体制が多少はある。(ただし数ヶ月で完結する)

派遣社員の成長:個人の力ですべて何とかする

人それぞれかもしれませんが、基本的にはすべて自力突破です。

同じ時間を働き、同じ時間を勉強にあてるならどちらが良いか?

長い目で見たら、どちらが良いか一度考えるべきだと思います。

私は他のカテゴリー(未来の仕事=2025年までにあなたができること)

でも書いていますが、

人生100年と言われているこの時代で、

長く現役生活を続けるならば、仮に70歳まで働くとしたら、

ここでの選択は、凄く大きな意味を持つと思います。

長く働き続けるために

●自分の特性、資質を理解して、個性を活かした仕事をする。

●それを継続させることで、他の人たちから認められて、報酬を得る。

「個性を活かせる仕事」とは、他人の期待を上回る、質の高い仕事だと思います。

仮に、会社にしばられるのがイヤならば、自分で個人事業主を選択することもできます。

どれを選択しても自由ですが、「自分に対する投資」

「自分を継続的に成長させるという感覚」が必須だと感じました。

b

不幸な例:大企業ホワイトカラー中高年は2タイプに分かれた

なぜ、私がここまで踏み込んで書いているかというと、

このブログの読者の方には、

後悔をしながら人生を生きて欲しくないからです。

 

私は10年以上前、大企業ホワイトカラー中高年の方々の転職支援を行っていました。

その時に、50代の男性とお会いすることが多かったのです。

大きく分けると2つのタイプでした。

●後ろ向き軍団

「オレはリストラされた」と後ろ向きな考え方で、会社に恨み節を言う人。

●前向き軍団

「新しい仕事にチャレンジします」と前向きな考え方で、笑顔の人。

と、クッキリ二つに分かれました。

後ろ向き&恨み節の軍団

後ろ向き&恨み節軍団は、

「あの時、ああすれば良かった」

「この時、こうすれば良かった」

と、過去の自分の選択を後悔し、嘆き悲しみ、

「途方にくれる集団」でした。

前向き&笑顔の軍団

逆に笑顔の軍団は、

「これも人生ですよね?」、

「今までの経験をどれだけ活かせるか楽しみです」

と、自分の置かれた状況を、

感情ではなく、理性で受け止めて、

さらに前に進もうという姿勢を変えない、

「チャレンジできて最高だぜ集団」でした。

今日の選択によって、未来が大きく変わってくる

状況は同じですが、

その人の見方や捉え方によって、その後の人生は大きく変わります

どうせ生きるなら、常に新しい気持ちで、

自分の仕事をやれるほうが幸せだと思います

記事のタイトルには「派遣社員」と書きましたが、

パートアルバイト、契約社員でも、考え方は同じだと思います。

 

あとで後悔しないために

今日のあなたの選択が、将来を大きく左右すると思います。

未来のことを視野に入れつつ、仕事を選択して頂ければ、

歳を取ってから、後悔される方は少なくなる・・・と思います。

 

その場しのぎの、安易な選択を続けた結果

歳をとって、自分の人生を台無しにしてしまうことが無いように、

よく考えて、行動して頂けたらと思います。

 

このブログを読まれて、

将来、後悔される方が一人でも減れば、

私は充分です。

 

本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました