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転職エージェントを使い、給与を100万上げる方法
皆さん、こんにちは。
別の記事に書いていた「年収交渉」の部分を単独の記事にしました。
もともとは「転職エージェントと転職サイトの違いは?」という記事でした。
私の感想としては、転職活動を効率的に進めるのであれば、使わない手はないと思います。
転職エージェントを利用するメリット(おさらい)
これだけやってもらえて、
費用を一円も払う必要が無いので、使う方が賢いと思います。
特に現職中の方にとっては、
面接日程の調整は、エージェントを経由したほうが楽です。
私の場合は、候補者とショートメールやLINEでやります。
単に早いからです。
いちいち、パソコンのメールソフトを立ち上げて、
山田太郎 様
いつもお世話になります。
株式会社●●のまるきんです。
さて、先日、ご推薦させて頂きました■■株式会社様より
とかやると、よけいに時間がかかります。(笑)
あらかじめ、ご本人に、「急ぎの場合はショートメールで」とお伝えしておきます。
さらに、内定後の話をしますと、
個人的に私が好きなことは「年収の交渉」です。
ここはエージェントの腕のみせどころなので、
自信があるというよりは、好きな仕事です。
会社というものは、一旦入社したら、なかなか給料が上がりません。
なので、入社の段階で、できるだけアップさせることが必須条件となります。
会社側と年収交渉する為の材料
ここは割とスピード感を持って、一気に決めます。
すでに内定が出ているので、サクッと一気に決めたいからです。
グズグズすると、ろくな事はありません。
ただし、これは毎回、マチマチです。(笑)
社長の「鶴の一声」「一発回答」で決まる場合もありますし、
過去の書類、根拠が必要となる「場合」があります。
こちら側の準備としては、必要があれば、
「過去の給与明細」や「源泉徴収票」を準備して貰うこともあります。
で、私としては、それらの「客観的な証拠」を見せながら、
「同業他社と比較して、これくらいが相場ですよ」とか、
「同年代の人はこれくらいの給与を貰っていますよ」とか
会社側に交渉をして、給与額を上がる方向に持っていき、
できるだけ本人に気持ちよく転職して貰うよう努力します。
ちなみに、交渉の前の段階で、4つの年収をあらかじめ聴いておかねばなりません。
じゃないと交渉とはいえないからです。
- 現状の年収:今と同水準。
- お断り年収:この金額以下だったら「断ってください」年収。(これは人によってまちまち)
- ハッピー年収:この金額だったら「嬉しいです」年収。(例:現状から50万アップ程度)
- ラッキー年収:この金額だったら「ラッキーです」年収。(例:現状から100万アップ程度)
私の場合、「百万単位の階層ステージ」を一つアップさせることを、目指します。
例えば、年収400万台の方が、500万台になると、だいたい喜ばれます。
例えば、年収780万円と、年収800万円って、
金額の差にすると20万円ですが、やはりちょっと、印象が違うと思います。
女性の候補者の年収交渉
特に候補者が女性の場合は、かなりガチンコモードで会社との交渉にいきます。
男性の場合は、大体の相場=想定年収額を自分で把握されています。
なので、男性であれば、最低でも現状維持、なるべくアップという感じです。
しかし、女性はマチマチです。
四大卒の女性でも、安い給与で働かれている方が大勢いらっしゃいます。
さらに、女性で、タフな金額交渉ができる人は、そうはいらっしゃいません。
となると、当然ながら、会社側の「言い値」で決まることが多くなります。
ここが、私の出番です。
必ず全員が、とは言いませんが、ほとんどの方は、アップされます。
もちろん、その会社の規定があるので、その範囲の中で決まります。
ただ「最低でもこれくらいは欲しい」という本人希望の年収ラインは死守です。
これ以上、書いてしまうと、年収交渉のやり方をバラしてしまうので言えませんが、
大事なことは、4種類の年収をあらかじめ聴いておくという「準備」です。
私は交渉を一任されています、というスタンスで、
会社側からの提示給与額が安いと「難しいです」とキッパリ断ります。
最初の履歴書の応募では「貴社の規程に準じます」とか書いていたくせに、
「提示額を平気で断るなんて、なんて嘘つきなんだ」と思われるかもしれません。
たしかにそうですよね?(笑)
まあでも、ご本人が断るわけではありません。
ご本人には傷がつきません。
悪者になるのは、私です。
もちろん、入社する前に、会社からの印象を悪くしてもいけないので、
あくまでも「落としどころはこの金額あたりでどうでしょうか?」となります。
給与額は、本当に、サクッと決まる場合が多いです。
年収が高いと我慢できる
これまで書いたとおり、私は基本的に転職される方の年収を上げるのが好きです。
エージェントの成功報酬として、求人企業から受け取る紹介手数料が上がるから
・・・ではありません。
年収が高いと、みんな我慢強くなり、結果的に辞めないからです。
どんな仕事でも楽な仕事ばかりではありません、スピードも質も、両方とも求められます。
精神的なストレスも増えるのが一般的です。
でも年収が高いと我慢できるのが人間です。
仕事でしんどい思いをした時に、「辞める」「辞めない」の判断は難しいのですが、
年収は一つの目安となります。
「自分は、まあまあの給料を貰っているな」と分かっている人は、辞めません。
我慢強く、辛抱強く、嵐が過ぎ去るのを待ちます。
「これだけ貰っているから、多少のストレスはしょうがない」と割り切っています。
業務量が多くても、労働時間が長くても
それに見合うだけの給与を貰えていれば、自分を納得させられます。
特に、家族持ちのお父さんは「家族を養えるならOK」と余裕で我慢が出来ます。
親であれば、子供の為なら何でもできるからです。
もし、安い給料で、これだけの仕事をやらされていると思ったら、誰でもイヤになります。
「こんな仕事をするために自分は生まれてきたわけじゃない」とか、
秘めたプライドに着火して「こんな仕事なんか辞めてやる~」と炎上しまうわけです。
だから、入社の時点で、給与はなるべく高くしておかないと、
仕事への目線が低くなり、危ないわけです。
「転職ジプシー」が増える?
仕事が忙しくて、責任も重く、労働時間が長いにも関わらず、給料が安いと、
入社してはすぐに辞めてしまう「転職ジプシー」が増えることとなります。
その人たちの定義としては、
目先の利害損得で転職を繰り返してしまう「我慢」ができない人
「これは自分のやりたかったことじゃない」と、あっさり辞める人
プロの域に達する前段階で、自分で自分に見切りをつけてしまう人
ちなみに、あなたはこの「転職ジプシー」という呼び方を聞かれたことはありますか?
・・・え?
・・・ありませんか?
・・・不思議ですね?
・・・いやいや、冗談です。
あなたがご存知ないのは、当然、分かっています。(笑)
なぜなら「転職ジプシー」という言葉の、命名者は私だからです。
今日、初めて披露した「オリジナル・ネーミング」です。
はい、日本初ですが。(笑)
自分でも、この呼び方は、まあまあ気に入っています。(笑)
だって「転職ジプシー」って、聞いただけで、すぐイメージできるでしょう?
エージェント経由の方が、年収は相対的に高くなる
・・・というわけで、プチ発明語は置いておいて、
転職エージェントと転職サイトに話を戻します。
どちらでも普通に入社はできると思います。
ただし、会社側と交渉するという、ワンクッションが入るので、
転職エージェント経由で入社の方が、年収は相対的に高くなる・・・という感じです。
「この年収額はキープしたい」とか、
「手取りで●●万円は欲しい」とか、希望があると思います。
「出来る・できない」は、もちろんあります。
しかし、交渉してアップさせることは、充分に可能です。
だいたい、どの求人にも「想定年収」には幅を持たせています。
例えば400-600万円とか、そういうことです。
となると、応募する人間なら誰でも、600万円に近いほうが嬉しいですよね?
「自分はスキルが低いから、400万円で構いません」とか、安売りする人はいないと思います。
「給与はいくらでも構いません」は、ダメ
過去に多かった事例が、転職活動が長期化した方で、
内定を取られた時に、言われるセリフとして、
「雇ってもらえるだけで充分です、給与はいくらでも構いません」というケースがあります。
これはダメです。
いや、気持ちは分かります。
「自分を雇ってくれて、受け入れてくれて、本当に感謝しています」という心情です。
でも、感謝の気持ちがあるなら、
仕事で返すべき・・だと思います。(キッパリ)
入社の段階で「給料が安くても構わないです、我慢します」とかは、
健全なプロの考え方とは言えません。
それとこれとは「話が別」だからです。
「自分の身を削るのが美徳だ」という日本的な価値観は、理解できます。
でも、繰り返しになりますが、この場面では、違うと思います。
本日のまとめ・・・転職エージェントに年収交渉をして貰うか?
給与交渉の場面では、エージェントを一つ、噛ましたほうが、高くなると思います。
極端な話、ほかの事は何もやってくれなくて、年収アップ交渉だけでも充分です。(笑)
あなたが、面接対策とか、その他モロモロの調整を、すべて自力でやって、
無事に内定まで貰ったとしても、この「年収交渉の場面」だけは、お願いする。
で、エージェントがうまくやってくれたら、もうOKだと思います。
なぜなら、エージェントを利用するのに、お金はいりません。
給料アップの交渉を、タダでしてくれるならば、それで充分だと思います。
自主応募であれば、会社の言い値で、あなたの給料が決まってしまうので、
やる価値はある、と私は思います。
以上です、本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。