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【転職】嫁ブロック・家族に反対された時の対処法

⑥ 面接を受ける・合格する
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【転職】嫁ブロック・家族に反対された時の対処法

皆さん、こんにちは。

本日のテーマは、嫁ブロックです。

この言葉をご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので、意味を先にお伝えします。

嫁ブロックとは?

「妻が反対しているので、内定を辞退させてください」

と、男性が転職先に申し出ることです。

男性が妻に転職や独立を反対、阻止(ブロック)されることを指します。

最終面接まで終えて、内定を貰ったものの、

妻から了承を貰えずに「転職を断念する」という場合です。

ちなみにこの嫁ブロックという言い方は、最近、一般でも使われるようになりました。

もともとは、企業の人事担当者や

ヘッドハンター・転職エージェントなどが使っていた業界用語です。

内定が出た後に、妻の「ブロック」が入って、採用の話が流れてしまったときなどに、

「まさかの嫁ブロックで、彼は転職を取りやめた」

みたいな使われ方をしていました。

 

転職者の4人に1人が「嫁ブロック」で内定辞退

エン・ジャパンが行ったアンケートによりますと、

35歳以上の男性ユーザーの4人に1人が「嫁ブロック」を受けた経験があり、

その半数近くが「嫁ブロック」を理由に内定を辞退したと答えています。

*配偶者からの反対を理由に内定辞退した人の割合:46%

 

第123回アンケート集計結果「「嫁ブロック」について(2016年版)」|ミドルの転職
第123回アンケート集計結果「「嫁ブロック」について(2016年版)」。ユーザーアンケート集計ページ。エン ミドルの転職をご利用頂いたユーザーの皆様に「働くこと」「転職について」に関するアンケートを毎月実施。アンケートにご回答いただいた皆様には、抽選で豪華商品プレゼント。

嫁ブロックの理由:1位~10位

嫁ブロックの理由は、下記の通りです。

1位:年収が下がる

2位:転職先の企業や業界に、あまり良い噂を聞かないから

3位:勤務地が遠い

4位:単身赴任になるから

5位:残業が多そう

6位:福利厚生が良くない

7位:年間休日数

8位:本人が楽しそうじゃない

9位:ベンチャー企業だから

10位:大企業勤務と言う肩書がなくなるから

 

1位:年収

で、反対する理由の第1位はやはり「年収」でした。

これは当然というか納得です。(笑)

私が嫁でも、同じことを言うと思います。(笑)

2位:転職先の噂

ただ、2位の「転職先の噂」は、ちょっと微妙です。

なぜなら、あくまで噂なので、根拠などありません。

恐らく、嫁が集めた情報の入手先は「クチコミサイト」だと思いますが、

この「クチコミサイト」に書かれている時点で、怪しいです。

誰が書き込みした情報なのか?

そもそも、クチコミサイトに書き込みする社員は、元・社員が多いと思います。

つまり「過去にそこに所属していたけど、辞めてしまった人」です。

で、辞めたということは何らかの不平不満があったと予想されます。

ということは、会社に対しては、批判的と言うか、ネガティブな見方をする人だと思います。

少なくとも、今現在、社内で活躍しているスター選手は

クチコミをした人には含まれていないはずです。

なぜなら、スター選手は忙しくて、クチコミを書く暇が無いから。(笑)

というより、活躍しているので、さほど不満が無い。

だから、わざわざ会社の悪口を書き込みする必要が無い。(笑)

で、話を戻しますと、

クチコミを書く人は恐らく活躍していない社員だと思われます。

例えるなら、社内で不遇な二軍レベルの社員。

その人たちが、腹いせに会社批判を書き込みした可能性が高くなります。

で、運が悪いことに、その二軍選手の書き込みを嫁が見るという図式です。

という理由で、クチコミサイトの情報を鵜吞みにするのは微妙だと思います。

※あくまで個人的な意見です。

 

3位:勤務地

次に、勤務地が遠い。

このアンケート調査は、コロナ前に実施されたので、

現在の状況は違っている可能性が高いでしょう。

自宅から遠い職場もあるかもしれませんが、

場合によっては、リモートワークが導入されている可能性もあります。

ですので、コロナ前とコロナ後では、状況が違い過ぎて、何とも言えません。

4位:単身赴任

さらに4位は、単身赴任。

これは気になりますよね?

「一家の大黒柱が地方に単身赴任するとなったら、残された家族はどうするの?」

という意見は当然です。

特に、ご主人が大企業に勤務している方の場合は、

妻が専業主婦と言うこともあり得ます。

もしかしたら、結婚相手を選ぶ際に、

「安定している大企業に勤めている人だから結婚した」

というケースも、ゼロとは言えないはずです。

(それだけの理由だと、ちょっとだけ悲しい気もしますが)

で、アンケート調査に話を戻しますと、

妻の収入は「100万以下」の割合が半分近くになっていました。

100万以下ということは専業主婦か、パートであり、

「夫の収入が世帯収入のほぼすべて」という印象です。

そうなると、妻の心理状態としては、

「夫が新しい会社へ転職するリスクよりも、現状の生活を維持したい」

これがホンネだと思います。(笑)

内定辞退したことをどう思うか?

嫁ブロックが入って、結果的に内定辞退したことをどう思っているのか?

*辞退してよかった:58%

*辞退して後悔している:18%

ご覧の通り、6割近くの人が辞退して良かったと思っているようです。

それからすると、嫁ブロックはそれほど悪く無いと思います。(笑)

 

家族も説得できないなら転職しないほうが良い

さて、私が転職エージェントとして面談をする際、

既婚者の男性に必ず聞くことがあります。

「奥様には転職の件を伝えられていますか?」

「転職に関して、ご家族は協力的でしょうか?」

という感じで、その場合は、ほとんどの方が

「はい、話しています」

「妻も応援してくれています」

と返答されます。

これは普通と言えば普通の話ですが、

中には最後の最後で「すいません、家族の理解が得られなくて」というケースもあります。

でもその場合も、いちいち感情的になったりはしません。

私は「ご本人の意思を尊重する派」なので、

内定が出た後、年収交渉の場面での辞退であっても、

「はい、では内定辞退で宜しいですね!」

と返答し、すぐに企業側へ断りの電話を入れます。

これはメールじゃなく、電話で事情を説明するためです。

ここまできて、そりゃないぜ

ただ、転職エージェントの立場として、

本音を言えば「ここまできて、そりゃないぜ」です。(笑)

だって、応募書類を準備して、面接も複数回あって、

向こうの人事担当者と調整して、役員面接の時間も取って貰って、

そうやって、一つ一つをクリアしていって、

ようやく内定が出た後に「ごめんなさい」だと、さすがに。(笑)

でも、それはしょうがないと思っています。

これが、その求職者と私のご縁ですので、それ以上、深追いはしません。

夫婦の決定なので、説得もしません。

もちろん、嫌味なんか言いません。

そもそも言う立場じゃ無いないからです。(笑)

うちに来てほしくない

最後の最後で「やっぱり辞退します」という人は、

転職するタイミングじゃなかったということだと思います。

逆に言えば、家族を説得できないようなら、やはり転職しない方が良いと思います。

一番身近な存在である家族から反対されたまま、無理やり転職されたとしても、

そんな状態では、なかなかパフォーマンスが上がらないだろうと思います。

一方、内定を出した側である会社の社長さんも、

「奥さんの理解も得られていない状態で、うちに来てほしくない」

と言われました。

ごもっともです。(笑)

環境変化や不況とか?

で、ここからは別な話です。

今までは嫁ブロックで内定辞退しても良かったかもしれません。

次の候補先企業がすぐに見つかったかもしれません。

しかし、コロナ後の世界は、どうなるのか全く予想がつきません。

今の職場が5年先も安泰かと言うと、誰も確証は無いと思います

今の会社だけじゃなく、日本と言う国も、現在のままとは限りません。

例えば、地震や台風やゲリラ豪雨などの自然災害。

環境変化も当然、あり得ます。

もっと言えば、国内経済だけでなく、世界的な経済不況。

さらに、隣国との関係性の悪化など、悪いことが起こる可能性があります。

そういった前提条件が変わってしまった今、嫁ブロックがどうのとか、

のんきなことを言っていられるかどうか、本当に読めません。

まさに未知の世界です。

すぐに動けるように準備しておく

さて、ここで一つ、私からの提案です。

嫁ブロックの良し悪しについてではなく、

私があなたにお勧めしたいことは、

常に動けるよう準備しておくということです。

今すぐ転職するということではなく、常に転職できる準備をしておく

ということです。

それにあたっては、情報の整理が必要となります。

そもそも、あなたが転職を考えるということは、

現職で満たされない「何かがある」からだと思います。

で、その何かとは、具体的に何なのかを、さらに深堀りするという行為です。

自分の仕事を、クールに客観視する必要性があると思います。

 

現在の職場で得られるもの

転職したら、すべてにおいて満足できることは無いと思います。

現職と比較して、悪くなることもあるかもしれません。

それを今の職場にいる間に、洗いざらい、拾い上げておくべきだと思います。

今の職場にいながら次をイメージする

今の職場では、収入以外で、どんな経験をどれくらい積めるのか?

それを活かして、将来的にどういう方向へ進もうとしているのか?

仕事をする上で、何に重きを置いて、何に喜びを感じるのか?

転職するにあたって、妥協できる部分、気にならない部分はどこか?

など、あなたの現状を整理しておいてください。

ある程度、整理出来たら、早めに奥さんと共有して下さい。

それを奥さんが本当に理解してくれているのであれば、

恐らく「嫁ブロック」は起こりません。

今までは、嫁の話ばかりしてきましたが、他のブロックもあります。

嫁だけじゃなく、親ブロックも、恋人ブロックもあるでしょう。

誰があなたをブロックするか?ではなく、

家族や身近な人に対しては「言葉で伝えておく」必要があると思います。

「いちいち言わなくても分かっているだろう」という

昭和時代の「俺についてこい」的な発想は終わりにして、

あなたの言葉で、自分の仕事観を表現する必要があると思います。

嫁ブロックではなく、嫁パワーをもらう

今後は、自分で希望しなくても、退職せざるを得ない場合も出てくるかもしれません。

例えば、業績悪化による整理解雇(リストラ)というケースもあるかもしれません。

そんな場合は、嫁ブロックは効力を持ちません

社員であるあなたは、会社の決定を受け入れるしかありません。

今の会社に残りたくても、残れないのです。

選択肢が無く、急いで次の転職先を探さなければならなくなります。

50代のリストラ

で、実際に、社内リストラの影響を受けて、

転職活動を開始された方の事例をブログで紹介しました。

ご紹介したのは50代の男性お二人で、どちらも家族持ち。

お二人とも、なかなか転職先が決まらず、長期化して不安な気持ちになっていました。

沢山の会社へエントリーするものの、採用お見送りの連絡しか来ない。

そのメールが来るたびに、ダメな自分を責めて、落ち込んでしまう。

転職活動の当初は「すぐに決まるはず」と余裕だったのが、

100社を超えたあたりから、不安な気持ちが大きくなって、まさに暗黒時代。

そんな中、支えてくれたのは、奥さんだったそうです。

まさに、嫁ブロックではなく、嫁パワーです。(笑)

転職活動をして数か月、次が決まらず、焦っていた時に、

「あなたならやれる、私は信じています。

自分で納得いくまで、転職先を探してください」

と奥さんから言われたそうです。

その時、しみじみと

「この嫁と結婚して良かった」

と思われたそうです。(笑)

いやあ、目に浮かびますよね?(笑)

日常生活の中で、家族と仕事の話をする機会を増やす

さて、そろそろまとめに入ります。

冒頭の「嫁ブロック」が悪いことのように言われるケースは確かにあります。

しかし、それが間違っているわけではありません。

内定辞退して良かったと答えている人が、6割近くいる以上、間違いではありません。

一家の大黒柱である男性が意思決定をして、それに家族が従うという図式。

そんな単純な図式が、もう成立しない時代がやってきた、ということだと思います。

このブログを読まれた男性の方々には、

ご家族と仕事について話す時間を増やして頂きたいと思います。

嫁、恋人、親、婚約者、兄妹、身内。

近しい人々に対して、今の自分を取り巻く現状を話すこと。

苦しい場合は、嫁パワーをはじめとする、

恋人パワー、家族パワー、身内パワーを貰うこと。(笑)

そうやって、一つ一つの現実へ対処していけば、たとえ壁が来ても突破できる。

・・・私はそう信じています。

 

最後に、あなたに忘れてほしくないこと、

それは、1人で頑張り過ぎないこと。

 

というわけで、本日はここまでです。

最後まで読んで頂き、有難うございました。

 

 

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