初心者も失敗しない仕事のさがし方・2024年版
皆さん、こんにちは。
本日は、初心者向け転職活動のやり方、進め方について書きます。
このブログの読者さんには、20代、30代の方も多いと思います。
ということは、中には、
初めて転職される方もいらっしゃるかと思いました。
そんな方々にむけて、転職活動の全体の流れから、
行動のポイント、注意点について書きました。
はじめに 本日のまとめです。
●この記事の対象となる方(こんな人に向けて書いています)
・はじめて転職する方
・向いている仕事が分からない方
・転職活動が思うように進んでいない方
・自分のキャリアが見えていない方
・転職活動の軸が定まっていない方
●この記事を読んで分かること(あなたにとってのメリット)
・転職活動の流れ
・活動の10ステップの説明
・転職エージェントにお願いすること
●最終的に何が変わるのか?
・自分に合った会社、良い仕事と出会える
・後悔のない仕事さがし
・未来へつながるキャリア形成
この記事を読むことで、転職成功へのイメージが、
かなりクリアになると思います。
「考え方」と「動き方」の両方を理解することで、
効率的に転職活動を進めることができるはずです。
入社までの全10ステップと目安期間
まず、実際の活動の目安です。
私は転職エージェント(人材紹介コンサルタント)なので、それをベースに書きます。
<表を見るときのポイント>
とりあえず、①-⑩番の入社まで、全体の流れをざっくりと把握して下さい。
※表の一番右の必要な日数は、状況により変わります、
ここでは平均の日数(あくまで目安)を書いています。
転職活動ステップ | あなたにとっては | 必要な日数の目安 (個人差があります) |
①転職について本気で考える期間 | 自分でやる作業 | 特に期限なし |
②キャリアの振り返り・強みの確認 | 自分でやる作業 | 1日-3日程度 |
③履歴書、職務経歴書の作成、手直し | 自分でやる作業 | 1日-3日程度 |
④転職エージェント・転職サイトへの登録 | 自分でやる作業 | 半日程度 |
⑤転職エージェントとの面談、求人企業さがし | 人と会う | 2週間-1ヶ月程度 |
⑥応募~書類選考 | エージェントと企業 | 2週間程度 |
⑦企業との面接 | 人と会う | 2週間-1ヶ月程度 |
⑧内定、給与決定、入社日決定 | エージェントと企業 | 1週間程度 |
⑨退職の申し出 | 自分でやる作業 | 申し出から1ヶ月程度 |
⑩入社 |
【はじめに結論】転職活動は、準備が8割で、行動が2割です
転職の初心者は、この割合をご存知ない方が多いと思います。
①全体の8割=あなたの個人作業
例:企業研究、応募書類の作成、面接対策など
②全体の2割=じっさいに人と会う時間
例:企業との面接、転職エージェントとの面談など
カンの良い方はすでに分かられたかもしれませんが、
転職成功のカギとなるのは、全体の8割を占めている、
この「個人作業」をどうするか?です。
この8割の準備を成功させられる人が、
残りのリアル行動2割を成功させられるという流れです。
資格試験や、スポーツの試合と同じように、
事前の準備段階で、ほぼ勝負は決まってしまいます。
あなたが人と会う場面は、⑤と⑦だけです。
ちょっと上の表を見てください。
実際に、あなたが人と会うのは⑤のエージェント面談と⑦の企業面接だけですよね?
その場面だけが、本当の意味での「行動=活動」となります。
それ以外は、活動とは呼びません。
特に最初の①-④は誰にも会わない「自分でやる作業」です。
早い方は、2.3日で①-④まで進みます。
転職について考えていた人、
前々から準備していた人は、行動がスピーディーです。
自己分析から応募書類(履歴書、職務経歴書)作成まで、2日程度です。
その日に転職エージェント、転職サイトに登録すれば、
たった2日で①-④まで一気に進んでしまいます。
ポイントは「自分でやる作業」をさっさと終わらせること
ポイントは、あなたのペースで進められる
①-④「自分でやる作業」をサクッと終えることです。
そこを早く終わらせることで、準備ではなく、
本当の「活動」に集中できるようになります。
他人がからむこと、調整が必要なことは、なるべく相手に合わせる
番号でいう⑤以降は、
他者(転職エージェントと求人企業)が関係してくる為、
どうしても時間がかかります、つまり、スピードが遅くなりがちです。
< 他人との調整、時間を必要とするもの >
①転職エージェントとの調整が必要なもの
例:面談調整、求人票の確認、応募書類の提出、など
②求人企業・エージェントと調整が必要なもの(あなたが直接やる必要はありません)
例:一次面接の日程、二次面接の日程など
ここは、なるべく、柔軟に対応する必要があります。
ですので「相手に合わせる」という姿勢が基本です。
ここまでは理解できましたか?
では次に進みます。
①-⑨各ステップの要点・ポイント
①転職について本気で考える
ここは重要です、ブログの別の記事でも書いています。
「そもそも、自分はなぜ、転職をしようと思っているのか?」
「転職すれば、それは解決できることなのか?」
「今の職場では、本当にやりきったのか?」
を、深く、真剣に考えてみてください。
単に、仕事が忙しい、つまらない、上司が嫌いとかであれば、
恐らく、次でも同じことが起こります。
「逃げ逃げ転職」ではなく、「前向き転職」を心がけて下さい。
<心をやられつつある人は、すぐに退職してOK>
ウツ病とか、メンタルまでやられ気味のひとは、すぐに退職して下さい。
極端な話、明日、退職を申し出ても良いと思います。
心が壊れたら、転職どころではありません。
さらに、心とカラダの両方が壊れたら、あなたの人生まで壊れてしまいます。
それだけは、絶対に避けること。
②キャリアの振り返り・強みの確認
これまでやってきたこと、やれること、これからやりたいこと、
という、過去、現在、未来で考えるものです。
自分の強み、向いている仕事について、よく考えてみてください。
参考となる記事は、別の記事にまとめています。
誰もが自分に向いている仕事をさがしていると思います。
生まれつきの才能を活かし「向いている仕事」につけたら最高だと思います。
★特にやりたいことが無いなら、べつに悩む必要なし★
もし、現時点で、やりたいことが特に無いなら、それでも構いません。
だって、ないものは、ないからです。
ただ、現状のまま、ラッキーを待っていても、おそらく人生は何も変わりません。
この場面で必要なことは行動です。
●「仕事との出会い」を、
自分で動いてさがすこと。
●その仕事が向いているかどうかは
「やってみなければ」分かりません。
●その会社が合っているかどうかは
「入社してみなければ」分かりません。
これからの転職活動を通じて、人と話して、情報を得ることで、
興味がでてきた仕事の中から、チャレンジすれば良いと思います。
そこで、少しずつ「自分にとっての仕事」を理解していけば良いと思います。
少なくとも、嫌いな仕事、向いていない仕事は、
やってみたら、すぐに分かるはずです。
③応募書類の作成
履歴書と職務経歴書の作成は、転職活動において、とても重要です。
本当は完成度を高く、と言いたいところですが、
転職活動になれていないあなたには、なかなか難しいハードルだと思います。
ですので、今回は「とりあえず、ここまで自力でやってみた」
というレベルの履歴書、職務経歴書を作成して下さい。
作成する際は、下記の記事を見ながら、やってみて下さい。
【受かる履歴書】書き方とフォーマット《 1時間で完成 》
私はこれまで、東証1部の上場企業から、中小ベンチャー企業まで、
この書式で多くの方を合格へ導いてきました。
だから私にとっては、ある意味、
縁起の良い書式(ダウンロード無料)です。
【職務経歴書 1/5】書き方とフォーマット(面接の自己紹介も大丈夫)
この職務経歴書の書き方講座の第一回目では、面接本番で緊張せずに
「1分間・自己PRスピーチ」が話せるやり方を書いています。緊張しやすい方は、ぜひ参考にして下さい。
私が開発して以来、多くの人に本番でしゃべってもらいましたが、成功率99%です。
外国籍の方でも、面接でうまくいったので、たぶん、あなたも大丈夫です。
・ふたたび職務経歴書の話に戻しますが、
とりあえず、自分なりに作成できるところまでやってみて、
後日、転職エージェントからアドバイスをもらって、
最終的に仕上げるのが良いと思います。
④転職サイト・転職エージェントへの登録
転職サイトで、自分で仕事を探す人はとても多いと思います。
好きな仕事を探して、自分でその会社へ応募する、それも良いと思います。
しかし、スキル、経験、知識、専門性、年齢など、
様々な要因で、うまくいかないケースもあります。
<選考に落ちた理由がわからない?>
転職サイト経由で、応募しても、
なかなか決まらないという人は多いと思います。
その場合、何が悪いのか、どこに問題があるのか、
転職の初心者は原因がわかりません。
さらに転職サイト経由で応募して、書類選考でNGになっても、
求人企業は理由を教えてくれません。
あなたに届くのは、単に「結果」だけです。
また一方で、行きたいと思う会社でなければ、
いくら合格しても、嬉しくありません。
さらに、不合格が続くと、だんだん自信を失っていきます。
何をするにしても、悲観的な発想になりがちです。
未来も暗いイメージになり、
不安や恐れのほうが大きくなり、あなたの心を圧迫してきます。
そんな「孤独による負のスパイラル」に落ち込まないためにも、
早い段階で、転職エージェントへの登録をおすすめします。
一人であれこれ悩んでも、すぐに打つ手が無くなってくるので、
心の状態をキープする意味でも、他人の力を借りましょう。
<大手エージェントとの面談を試してみる>
ここでは参考として、日本を代表する大手転職エージェントとの
3回の面談を通じて、自分の仕事と出会う方法について書いています。
そもそも・・・重要なことは、あなたが行きたい会社に受かることです。
自主応募でも、エージェント経由でも、どのやり方で合格しても、
あなたがいけるのは1社だけ。
どこを選ぶかは、あなたの自由です。
自分にとって、ベストな道を選択して下さい。
★年収を上げるとは?
年収を上げるということは、シンプルに考えて、
給料の高い会社で働く、ということです。
ということは、受からなければ、給料は上がりません。
ということは、出会わなければ、応募ができません。
ということは、応募するために、求人をさがす必要があります。
そのために、自分ひとりでさがすのではなく、
プロにもさがしてもらうのが効果的です。
⑤転職エージェントとの面談、求人企業さがし
転職エージェントは、あなたにキャリアカウンセリングをおこなってくれます。
今はコロナの影響で、電話面談かオンライン面談になると思いますが、特に問題はありません。
「あなたは、なにをやりたいのか?」
「それは、現実的なのか?」
「何をいちばん、優先したいのか?」
収入の面、キャリアの面、志望する業界の将来性についてなど、
自分の考えを正直に話すことで、視野が広がると思います。
もちろんですが、すべて無料です。
あなたが転職エージェントにネットでエントリーしたら、
カウンセラーとの面談となります。
そこで、履歴書、職務経歴書を提出して、相談会(1-2時間程度)となります。
そこであなたは、「こんな仕事がしたいです」と言ったとしましょう。
その時に、相手のカウンセラーはリアルな話をしてくれるはずです。
過去に登録に来た、
あなたと似た経歴の人たちは、
現在、どんな仕事に就いているか?
例えば、パソナキャリアは、丁寧なカウンセリングで、
転職初心者、若手、女性に人気です。
転職エージェントには、何万人もの登録者がいるはずなので、
あなたと似た経歴の人もいたはずです。
それらの人々も、きっと今のあなたと
同じ悩みを相談しているはずです。
そこをリアルに教えてもらうことは、
あなたの仕事さがしにおいて、有効だと思います。
もちろん、同じ道を歩む必要はありませんが、参考にはなるはずです。
大事なことは、正直に話すこと。
あなたの「仕事の軸」が決まったら、
そこからがほんとうの意味での活動となります。
このエージェントとの面談こそが、冒頭にあった、転職活動ステップの⑤です。
※今回は初心者向けなので、一応、下記に補足で書いておきます。
<転職エージェントはなぜ無料で仕事を紹介してくれるのか?>
転職エージェントは、あなた個人からはお金を取りません。
だれから取るかというと、あなたを採用した企業から、
あなたを紹介した手数料を貰います。
<転職エージェントがサポートしてくれる内容:まとめ>
*キャリアカウンセリング面談、求人の紹介
*応募書類の添削、あなたを求人企業へ推薦
*書類選考の結果連絡、面接対策トレーニング、面接日の調整
*内定が取れたら年収交渉、入社日の調整
これらすべてをあなたは無料で利用できます。
年間で何万人ものひとたちが、転職エージェント経由で転職を成功させています。
⑥応募~書類選考
転職エージェントは、あなたの希望に副った、求人を紹介してくれるはずです。
全く関係のない、希望にあっていない求人を紹介しても、
ムダだとわかっているからです。
彼らは、保有している何万件もの求人の中から、
あなたが興味を引きそうな、良い求人を選んで紹介してくれるはずです。
キャリアカウンセリング面談を通じてあなたの希望は伝わりました。
あとは、向こうがあなたのやりたい仕事、勤務地、年収など、
様々な軸から、選んでくれます。
ちょっと場面をイメージしてみましょうか。
面談の翌日、キャリアアドバイザーが紹介してくれた求人企業が10社あったとします。
でも、残念ながら、どれもイマイチだったとします。
そのとき、あなたならどうしますか?
選んでくれた担当者に悪いから、
1社くらい、義理でエントリーしますか?(笑)
最初から行かない会社と分かっているのに、応募しますか?
・・・結論から言いますと、ぜんぶ断ってもOKです。
⑦面接
ここは、受ける会社ごとに選考基準が違います、
転職エージェントの指示に従ってください。
だいたい、どのエージェントも、面接対策の資料を持っています。
必要があれば、模擬面接もやってくれるはずです。
もし、エージェントからの情報が少なく、ちょっとでも不安なときは、
このブログの面接対策の記事を、最低3回、読んでください。
どこへ応募するときでも使える、面接のポイントを書いています。
それさえ頭に入れておけば、いざという時に、落ち着いて答えられるはずです。
⑧内定、給与決定、入社日決定
面接が終わって無事に合格すれば、一安心です。
あとは、書面で採用条件を貰うことを忘れないようにして下さい。
エージェント経由であれば、採用通知書、内定通知書をもらえるはずです。
そこで、年収交渉も、入社日も、エージェントに希望を伝えて、交渉してもらいましょう。
⑨退職の意思表示
ここは、あなたがやるべきことです。
あなたには「内定通知書」というお守りがあるので、すみやかに、会社に退職を申し出ること。
上司に言いにくい、忙しくてタイミングが難しいことは、分かります。
私も何度も経験しています。
でも、あなたが変に先送りすると、退職日がズレて、余計にみんなが困る事態になります。
そこは、かならず自分でやり遂げること。
同僚への引継ぎ、関係者へのご挨拶もしっかりやること。
最後の去りぎわを綺麗にすることで、あなたへの印象は変わります。
● 散らかし放題で、今の会社を出て行かないこと。
● 日本の良さである「去りぎわの美しさ」をこころがけること。
●最終出社日の、最後の1分まで、プロとしてその会社に貢献すること。
⑩入社
初出勤日、出勤時間、服装の確認、印鑑の持参など
さて、転職活動の大体のイメージがつかめましたか?
エージェント登録から就職決定まで
短期間で、スムースに転職が決まる方は、複数のエージェントに登録されています。
多くの場合は、目安としてだいたい3-5社くらいはエージェントに登録して、
そこで紹介された求人の中から、自分の応募したい会社を選択する・・・が一般的だと思います。
転職活動は「準備が8割」って、覚えていますよね?
*あなたの本気度が、エージェント担当者に伝われば、良い求人を案内してくれる。
*受かる応募書類の作りかたも、書式フォーマットも、このブログにすべてある。
*作成見本を参考にしながら、8割程度まで自分で完成させる。
*エージェントからアドバイスをもらって、最終完成版までもっていく。
「複数のエージェントへ同時に登録しても大丈夫?」について
*同時登録しても、全く問題なし。
*複数の会社への登録は、一般的。
●あなたからは「一応、ココとココにも、登録しようとしています」と
伝えておくほうが、彼らエージェント側も安心するはずです。
あせる必要は無いが、できるだけスピーディーにやること
*転職活動にかかる期間は平均3~6ヶ月です。
*ちょっと気を緩めると、6ヶ月以上はザラ。
*”ここは集中対応する”という場面では、一気に決めにいくこと。
できたら在職中に始めること、次が決まってから今の会社を辞めること
*今の会社を辞めてから開始すると、先が見えないリスクがあります。
*自分の思うように進まないと、段々不安が増していきます。
*あせって、余計なことを考えて、メンタル面で、病んでいく人もいます。
●なるべくなら在職中に次の転職先を決めましょう。
費用は無料なので、転職エージェントを活用すること
*人に探してもらう方が効率的です。
*担当者のサポートがあった方が、単純に受かる確率が上がります。
*企業の内部情報が分かるので、
ブラック企業かどうか?を判別しやすくなります。*年収交渉は入口の段階でやっておかないと、
入社してからは、なかなか給与は上がりません。●自分からは言いにくいので、慣れているエージェントに年収交渉して貰いましょう。
さいごに・・・あなたへ
さて、長文にもかかわらず、
さいごまでお付き合いくださって有難うございます。
この転職GOLDが “あなたの未来を変える” きっかけとなり、
次の会社との「ご縁」がつながったら、シンプルに、私は嬉しいです。
仕事に関するあなたの悩みは、どこかの誰かの悩みと、同じだったりします。
ぜひ、人と会い、仕事さがしに関する知識を増やし、風通しを良くして下さい。
一人であれこれ悩むより、単純に「行動量」を増やした方が、
あなたの人生には効果的だと思います。
この場面で、あなたが優先すべきは「時間の大切さ」です。
それではさいごに、私からひと言、
良いご縁がありますように!