ハローワーク以外の求人の探し方【地方で転職活動する方向け】
皆さんこんにちは。
さて、本日は、ハローワーク以外の求人の探し方です。
ハローワークって、どんな方でも、一度は聞かれたことがあると思います。
ただ、転職活動の際に、あなたが利用されるかどうかは、
お住まいの地域によって、大きく変わると思います。
通常、首都圏(一都三県)や政令指定都市(人口100万都市クラス)には、
大手人材会社の支店・支社があるため、転職活動に困りません。
となると、ハローワークを利用される機会は少ないと思います。
ただ、求人情報が少ない地方都市にお住まいの方からすると、
ハローワークは貴重な存在です。
そこで今回は、ハローワーク、および、ハローワーク以外の媒体を利用した
求人情報の探し方や、転職活動の進め方を紹介していきたいと思います。
まずは本日の「まとめ」です。
●この記事の対象となる方
・20代.30代で転職活動のやり方が分からない人
・ブラック企業を避けたい人、ハラスメントを受けている人
・求人情報の集め方が分からない人
・地元で就職を考えている地方在住者
●この記事を読んで分かること
・ハローワーク、転職サイト、転職エージェントの違い
・人脈による転職のやり方
・紙媒体による転職のメリット・デメリット
・地方在住者の転職活動
●最終的な結果(あなたのゴール)
・自分に合った転職活動が分かる
・使える転職サービスが一発で理解できる
・すべての手法を試して、ベストなやり方を探せる
・最終ゴールは悔いのない転職
ハローワークの目的は、失業者を減らすこと
大前提として、あなたに理解しておいて頂きたいことがあります。
ハローワークの目指すべきゴールとは「失業者を減らすこと」です。
従って、あなたの「転職サポート」ではありません。
公的機関による運営ですので、
「いかに失業者を減らし、国民を働かせ、税金を納めさせるか?」
ということになります。
これ自体は、別に悪いことではありませんが、
個人が転職活動を行う上で、ベストな方法とは言い難い部分もあります。
私が「ハローワークをおススメします」と言えないのは、そのためです。
ハローワークのメリット
- 地元の求人が多い。
- 求人数が多く、幅広い業種・職種の求人がある。
- 応募したい会社にすぐ応募できる(面接までが早い)。
ハローワークのデメリット(リアルな感想)
- ハイクラス、高収入、専門職の求人情報が、あまりない。
- ホワイト企業の求人情報が少ない、あまりない。
- 無料で求人を出せるので、ブラック企業が含まれていることがある。
- 業績が悪い会社の求人も掲載されている。
- 求人票に書かれていた業務内容と、実際に担当する業務内容が違う場合がある。
- 求人企業が作成した求人情報に対する、審査やチェック機能がない。
- 何か問題があっても、基本的に利用者の自己責任
ハローワークの転職支援サービス
- 目先の転職が優先なので「スキルやキャリア」は重要視されない。
- 窓口相談員は、転職の専門家ではなく、取次担当者でしかない。
- 民間のように、丁寧で、きめの細かいサービスがない。
ハローワークで仕事を探す方法が向いている人
- とにかく「すぐに働きたい人」向け。
- 地方在住者で、地元での就職を希望する人向け。
- 特に仕事に対するこだわりが無い人向け。
転職サイトを使った転職活動
ハローワーク以外に話を移します。
求職者にとって、最も利用率が高いのは転職サイトだと思います。
人によって「求人サイト」と呼ぶ場合もありますが、意味は同じです。(笑)
求人企業が、転職サイトにお金を払って「求人募集広告を載せる」流れです。
その募集広告を見たあなたが「エントリーする」と正式な応募となります。
いつでも情報を見ることができるので、最も利用率が高い媒体です。
転職サイトのメリット
- 求職者の利用料は無料。
- オンラインで登録したら、すぐに利用できる。
- 自分のペースで自由に求人検索をして、応募できる。
- 企業がお金を払って求人掲載しているので、採用に積極的な会社が多い。
転職サイトのデメリット
- 求人さがしから内定後の年収交渉まで、自分で対応するのが基本。
- 企業研究・業界研究、書類作成や面接対策を、自分でしなければならない。
- 会社の体質、社風、強みなど、求人票だけでは分からない。
- 自分の適性に合った仕事なのか、自分で判断することが難しい。
転職サイトで仕事を探す方法が向いている人
- 最初から最後まで、自分のペースで自由に転職活動をしたい人。
- 転職経験があって、応募書類の準備や面接対策が自分で出来る人。
リクナビNEXT:総合型・転職サイト
リクルートエージェントと同様に、株式会社リクルートが運営しています。
採用決定数・登録会員数も国内一位で「転職ならリクナビNEXT」と言われるメジャーサイトです。
案件数や求人の質、スカウト機能が充実しており、自力で転職活動を行う場合や、
地方の求人を自分で探したい場合は、リクナビNEXTが最適だと思います。
<強みポイント>
*知名度No.1で、利用者数もNo.1。
*転職者の80%が利用する転職サイト。(掲載求人の9割が正社員)
*新着求人情報・件数がとにかく豊富で、企業からのスカウト・オファーも多い。
*「地方ではたらく、Uターン・Iターン」など、地域特化の特集あり。
*「女性の転職、第二新卒特集」などの特集あり。
*転職のノウハウ、応募書類の書き方、適職診断等の「転職初心者」向けコンテンツあり。
*企業ランキングでアクセスの多い企業を比較できる。
*AI人工知能が、希望条件や職歴などを分析して「ぴったり」の求人をオススメしてくれる。
*プライベートオファーで面接確約のスカウトあり。
*年齢・性別に関係なく、全国の案件が探せて、登録した直後から、すぐ応募が出来る。
doda(デューダ):転職サイトと転職エージェント一体型
dodaは株式会社パーソルキャリアが運営する、業界第2位の転職エージェントです。
dodaに登録するとdodaエージェントにも同時に登録される仕組みになっています。
つまり、転職エージェントと転職サイトの両方を、一度に利用できる便利なサイトです。
求人企業担当と求職者担当で、役割が分かれている「分業制」の会社です。(2名で対応)
<強みポイント>
*転職者満足度No.1の実績
*転職サイトと転職エージェントが合体していて、一つの画面で管理ができる
*自分にマッチする求人を、10万件以上から探せる
*エージェントからのスカウト求人にも応募することが出来る
*転職フェアなどのイベントに強い。
*あなたの適正年収を教えてくれる「年収査定」
*どんな働き方が向いているか「キャリアタイプ診断」
*人気企業300社「合格診断」
女性向け転職サイト・まとめ
★パソナキャリアへ無料登録>>
(女性向け転職エージェント&転職サイト・主に20-50代・全国対応)
★とらばーゆへ無料登録>>
(女性向け転職サイト・主に20-50代・全国対応)
★リブズへ無料登録 >>
(女性向け転職サイト・主に20-40代・年収高めの求人・首都圏がメイン)
転職エージェントを使った転職活動
さて、次のやり方へ移ります。
今度は、大手の人材会社をはじめとする、転職エージェントに無料登録し、
仕事探しの専門家であるキャリアアドバイザーに求人を紹介して貰う方法です。
登録時にアドバイザーとのキャリアカウンセリング面談があり、
あなたのスキルや希望条件に合った求人を、専門スタッフが探してくれます。
転職エージェントのメリット
- 無料で、すべてのサービスが利用できる。
- 自分のキャリアにあった、最適な求人を紹介して貰える。
- ブラック企業かどうか、客観的な意見を聞くことができる。
- 応募書類の添削サポートがあり、書類選考に受かり易い。
- 面接日程、入社日程の調整、年収アップの交渉をして貰える。
転職エージェントのデメリット
- 基本的には、企業数が多い、大都市、首都圏の求人が多い。
- 必ず一度は転職エージェント担当者と面談する必要がある。
- エージェント担当者との相性が合わない場合がある。
- あなたのキャリアによっては、紹介される求人が少ない可能性がある。
転職エージェントで仕事を探す方が良い人
- 「初めての転職だし、自分で仕事を探すのは手間がかかるし・・・」
- 「自分の力だけでは、行きたい会社に受かる自信がない・・・」
- 「面接のスケジュール管理が大変そう・・・」
- 「うまく応募書類が作れないかも?・・・」
- 「面接でうまく話せる自信がないから・・・」
- 「自分で年収交渉をしたことがないし・・・」
リクルートエージェント(総合型・転職エージェント)
リクルートエージェントはリクルートが運営する転職支援サービスです。
国内最大手でNo.1の転職実績を誇ります。
年齢・性別を問わず、幅広い年代の方からの満足度が高い人気の転職エージェントです。
<強みポイント>
*世代:20代~50代・男女を問わず
*業種・職種:全業種・全職種に対応
*対応エリア:全国
*求人数No.1、実績No.1、会社規模No.1、国内No.1。
*求人数は25万件、非公開求人だけでも20万件という他社を圧倒する案件数を保有しています。
*土日祝日・平日20時以降も転職相談が可能(Web面談、電話面談含む)です。
*職務経歴書や履歴書の添削能力が高い、年収交渉力にも定評があります。
*全国に拠点を持っているので、地方在住者でも無理なく利用できると思います。
*「若手未経験」「第二新卒」から「ハイクラス」まで、あらゆるジャンルの求人があります。
既卒・第二新卒・ニート・フリーター向け最強エージェント5社
★既卒・第二新卒、ニート、フリーターなど、キャリアに自信がない方
★主に20代の方で、正社員としてはたらきたい方
★会社選びに自信がない、探しかたがわからない方
★ブラック企業は、絶対にさけたい方
★いろんな意味で、人生を立て直したい方
★ハタラクティブ・無料登録ページ >>
(未経験OKな求人が多い・就職成功率80%・首都圏在住者)
★就職Shop・無料登録ページ >>
(人物重視の採用・書類選考なし・営業職と事務職が多い・関東と関西エリア)
★第二新卒エージェントneo・無料登録ページ >>
(ブラック企業は除外・スタッフへ相談しやすい・しつこい勧誘なし・全国対応)
★ウズキャリ第二新卒・無料登録ページ >>
(ブラック企業を徹底排除・IT系求人が多い・内定率86%・定着率92%・首都圏)
★キャリアスタート・無料登録ページ >>
(18歳-35歳までOK・応募の強要なし・定着率92%・地方もOK・全国対応)
★職種:経理・財務・人事・総務・法務・会計事務所・弁護士・公認会計士・税理士
★経験:実務経験3年以上が最低条件
★大都市の求人が多く、地方都市の求人は少なめ
★MS-Japan 無料登録ページ >>
(20代-40代/50歳以上のシニア層へバックオフィス求人の紹介)
★ジャスネットキャリア 無料登録ページ >>
(20-30代の公認会計士・税理士・経理職への求人紹介)
英語を使ったお仕事、初めての外資系への転職の方
友人・知人などの人脈による転職活動
さて、つぎは、人脈による転職です。
これは、最近、増えている「リファラル採用」のことです。
その会社で働く従業員が、自分の友人や先輩など、親しい間柄にある知人を
会社へ紹介し、採用試験や面接を経て、採用するイメージです。
リファラル採用は、役員や社長の血縁関係で採用する縁故採用とは違います。
自社の社員の人脈を使って、即戦力となる人材を積極的に探し、採用する方法です。
人脈による転職のメリット
- 友人の信用を借りる形で応募、面接、内定までスムースにいく場合が多い。
- 実際に働いている人から内部情報を聞いた上で、応募できる。
- 社内に知人や友人がいるので、入社後も心強い。
人脈による転職のデメリット
- 不採用になった場合、内定を辞退した場合、ちょっと気まずい関係になる。
- あなたが退職したいタイミングで求人が発生するか、未知数。
- 友人や知人がいない場合は、まったく使えない。
まるきんコメント
転職すると決めたら、まずは親しい友人に相談することをお勧めします。
ただ現職の同僚だと、何かの拍子で会社にバレる可能性があるので、やめましょう。
過去の、学生時代や前職の同僚、社会に出てから知り合った友人など、
いろいろな人脈があると思います。
その人たちに久しぶりに連絡をして、情報交換をしてみると、
予想もしない、良い情報を貰えるかもしれません。
友人の会社で、中途採用の話があるというケースもあります。
ホームページには出してない、非公開求人がある場合もあります。
まさにタイミングです。
あと、あなたの友人が、その会社の人事部門である必要はありません。
- その会社で採用の予定があること。
- あなたが、応募の条件に合致していること。
これだけで、充分、人事へ繋いで貰う価値はあります。
リファラル採用として、充分に成立します。
もちろん、最初の連絡は、あなたからしてください。
ちょっと、気がひけるかもしれませんが、言わないと幸運は来ません。
宝くじだって、買わないと当たりませんし。(笑)
もし、本当に採用となったら、その友人とあなたは、同僚になります。
あなたが尊敬できる人、お互いに認め、成長できる関係性がベストだと思います。
無料の求人情報誌や新聞の求人欄からさがす
求人情報誌(タウンワークなど)
『フリーペーパー(求人情報誌)』です。
駅やスーパーやコンビニに置いてあるタウンワークのイメージです。
正社員、契約社員、パート、アルバイト、雇用形態はさまざまです。
メリットは、どこでも入手できる手軽さ、無料。
毎週発行されるので、情報の鮮度が高いことなどが挙げられます。
新聞の求人欄
インターネットが出てくるまで、新聞の求人欄は、貴重な情報源でした。
しかし、今はちょっと、時代遅れな感じがします。(ごめんなさい)
老舗の企業は、新聞広告で募集したりしていますが、主流ではありません。
求人情報誌や新聞のメリット
- 印刷物を実際に手に取って見ることができるので安心。
- 無料の求人雑誌は駅やコンビニなどに置かれているので、すぐ手に入る。
- 配布されている地域の求人が掲載されているため、地元の求人を探すことができる。
- アルバイトやパートの情報が多いが、正社員の求人も含まれている。
求人情報誌や新聞のデメリット
- 新聞の場合、お金を出して買わないと、求人情報を見ることができない。
- 新聞の場合、掲載される求人の数にばらつきがある。(もともと数が少ない)
- ネット上の求人と比較すると、紙の求人媒体は、情報の鮮度の面で劣ってしまう。
求人雑誌や新聞で仕事を探した方が良い人
- 地方在住者で地元で就職を希望する人
- インターネットを利用できない人
- 主婦(夫)、シニア層、学生アルバイトなど
まとめ:地方にお住まいの方へのアドバイス
冒頭でも書きましたが、あなたのお住まいの地域によって、
求人の集め方、動き方が、大きく変わってくると思います。
転職活動をする上で、最も恵まれているのは、何と言っても首都圏です。
東京、神奈川、千葉、埼玉に、人も企業も集中しています。
次が、政令指定都市、100万都市と言われる札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡など。
そして最後が、それ以外の地方都市です。
地方在住者の転職活動の進め方
地方都市にお住まいの方は、圧倒的に情報不足だと思います。
- 従って、まずは転職サイトを中心とした、地元企業の求人を自分で探す。
- 次に、全国対応の転職エージェントに登録し、地元の求人を紹介して貰う。
という二段構えが基本になると思います。
また、転職エージェントが持っている非公開求人も、有望な候補先になると思います。
さらに、同時に、人脈による転職先さがしをこっそり進めること。(笑)
これらをすべて行えば、絶対に何らかの反応は出てくるはずです。
若い人ほど、ハローワークをなるべく使わないこと
冒頭でも述べましたが、ハローワークは、失業者を減らすのが目的ですので、
どうしても、目先の転職が優先されてしまいます。
ということは、あなたの「スキルやキャリア」は、さほど重要視されません。
ということは、「キャリアチェンジや、キャリアアップ」は、あまり考慮されません。
ということは、「5年後を見据えてスキルを磨く」といった考え方は、ありません。
単に、失業者を減らす、それがハローワークの存在価値だからです。
あなたが20代であれば、ハローワーク以外で転職活動をされた方が良いと思います。
さいごに・・・あなたが私の親戚だったら?
ちょっと想像してみます。
もし、あなたが私の遠い親戚だったとしたら、(笑)
私は迷いなく、ハローワークの求人に応募することを止めると思います。
最初から使わないように、全力で説得すると思います。
その理由は、あまりにも、情報が少ないからです。
ブラック企業と出くわす可能性、リスクが高いからです。
親戚であるあなたに対しては、
プロの転職エージェントの利用をすすめます。
仕事探しは、一生に一度の大事なことなので、
転職に失敗して、時間を無駄にして欲しくないからです。
さて、そろそろ終わります。
あなたも是非、転職サイト、転職エージェントを利用して、
悔いのない転職活動を送られて下さい。
ここは、妥協せず、あきらめず、しっかり前に進んでください。
本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。