※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

名著「ワークシフト」紙芝居⑨自分にふさわしい働き方の未来とは?

★ 2025年 働き方の未来を変える
この記事は約17分で読めます。

【 運営者から皆さんへ 】
2025年の未来社会を予測した名著「ワークシフト」を紙しばい形式でまとめました。

なるべくPC経由でアクセスして頂き、デスクトップ等にPDF資料をダウンロード、
それをサクサクと読み進めていけば、未来が見えるはずです。

(スマートフォンだと、画面小さすぎて難しいかもしれません)

あなたが、今からどんな準備をするべきか、それも分かるはずです。
「あと5年ある」か、「たった5年しかない」か
・・・どう感じるかは、あなた次第です。

by まるきん

第4部 働き方を<シフト>する

【 第10章 第三のシフト 】

Download (PDF, 1.96MB)

バランスのとれた働き方を選ぶ勇気

<第三のシフト>は、未来に向けて向けられる

3つの<シフト>の中で最も難しい

やりがいと情熱を感じられ、前向きで充実した経験を味わえる

職業生活への転換を成し遂げ、

所得と消費を中核に据える職業人生から脱却しなくてはならない。

 

具体的には、自分の前にある選択肢の一つ一つを深く理解し、

それぞれの道を選んだ場合に待っている結果を知的に分析した上で、

行動に踏み切る勇気を持つ必要がある。

 

簡単なことではないが、それを実践しない限り、

自分が望む働き方、自分にふさわしい働き方の未来は開けない。

いまこの,<シフト>が重要なのは、仕事の機械化が進んできた歴史に

大きな転換点が訪れようとしているからだ。

伝統的なキャリアと仕事の形態が崩れ、それに代わり、

もっと大きな自由と機会を手に出来る可能性を生み出せる新しい働き方が広がり始めている。

 

未来の世界では、自分が情熱を燃やせる仕事に携わり、

学ぶべき面のある同僚たちと一緒に働いて自分を成長させる道が開ける。

 

仕事に費やす時間と、家族や友人、

自分自身のために費やす時間のバランスを取りやすくなる。

伝統的なキャリアが崩れるにつれて、

仕事に関して個人の選択の余地が大きく広がっていくのだ。

 

しかし、漫然と過ごしていては、新たなチャンスを生かせない。

選択肢が広がることの恩恵に浴するためには、自分がどういう人間でありたいのか、

そして恩恵と引き換えに何を諦める覚悟があるのかについて、

厳しい選択をしなくてはならない。

ワンウェイ

未来の世界でどのような働き方をするかは、

一人ひとりの関心と決意、心身のエネルギーによって決まる面がある。

楽しくてやりがいのある仕事に就きたければ、

<第一のシフト>に関して述べたとおり、

高度な専門技能を身につけるために時間とエネルギーをつぎ込む覚悟が不可欠だ。

 

しかも、職業人生が続く間ずっと、技能を磨き続けなくてはならない。

また、<第二のシフト>を実践してポッセとビッグアイデア・クラウドと

自己再生のコミュニティを築くためには、エネルギーと心の平静、活力と情熱が必要だ。

しかし、第二部で見た「漫然と迎える未来」を思い出せば明らかなように、

仕事とそれ以外の要素のバランスを取り、新たに重要になる活動に時間を割かない限り、

これらの<シフト>は実現できない。

 

この点で、私たちが望む働き方の未来を、

さらには本来あるべき働き方の未来を実現する上で

重要な土台となるのが<第三のシフト>だと、私は考えている。

 

この<シフト>で目指すのは、全ての時間とエネルギーを

仕事に吸い取られる人生ではなく、もっとやりがいを味わえて、

バランスの取れた働き方に転換することだ。

life

仕事の世界の「古い約束事」とは?

どうして、これまで私たちは自分の働き方を自分で選ぶことが難しかったのか。

どうして、今の働き方を<シフト>する必要があるのか。

<第三のシフト>で要求されるのは、仕事に関する古い約束事を脱却し、

未来に押しつぶされないものに転換することだ。

多くの人にとって、仕事に関する古い約束事とは、次のようなものだったはずだ。

私が働くのは、給料を受け取るため。

その給料を使って、私はものを消費する。

そうすることで私は幸せを感じる。

働いて給料を受け取り、そのお金で消費して幸せを感じる。

この古い約束事は、もはや機能しなくなっている。

これまで本当に機能していたとすれば、の話だが。

 

shopping

 

働き方の未来を形づくる5つの要因の影響により、

仕事に関する古い約束事の土台が揺らぎ、

未来に押しつぶされない新しい約束事に

転換することがいっそう不可欠になりはじめている。

 

この<シフト>には、もっと根源的で、

私たちの情緒と深く結びついたテーマが潜んでいる。

 

そのテーマとは、権力、地位、私たちがいだくニーズと欲求、

そして職業生活におけるお金と消費の役割である。

 

経験という要素をどのように評価し、理解するのかという点も問われる。

この問題に関連して意識的にとめるべきことが二つある。

 

一つはお金、消費、地位と仕事の間には密接な結びつきがあり、

それを切り離すのは容易ではないかもしれないということ。

 

もう一つは、お金と消費の価値が過大評価されることが多い半面、

経験の価値が過小評価されがちだということだ。

いす

お金と消費に最大の価値を置く発想

仕事に関する古い約束事の核をなすのは、

「お金を稼ぐために働く」という考え方だ。

しかし未来に向けて、この前提を問い直す必要がある。

本当に、仕事の目的はお金を稼ぐことだけなのか。

 

お金が重要な要素であることは間違いない。

生活していくうえで必要な金額より少ない給料しか受け取れなければ、

仕事を通じてどんなに素晴らしい経験ができても、

率直に言って意味はない。

 

おそらく、途上国の工場で安い給料で働く人たちは、

広い視野で仕事の意義を考えることが難しいのではないか。

 

お金があれば幸せが増すのではないか、と考える人は多いかもしれない。

実際、「私が働くのは給料を受け取れるため、その給料を使って、私はモノを消費する。

そうすることで、私は幸せを感じる」というのが、仕事の世界の古い約束事だった。

なぜ、私たちはお金と消費が好きになったのか?

どうすれば、私たちは、<第三のシフト>を実践できるのか。

それを知るためには、どうして世界の多くの人が

お金と消費を愛するのかを理解する必要がある。

 

仕事の世界で長く過ごすにつれて、

私たちは仕事の金銭的側面に重きを置くようになり、

お金を稼げる仕事が好ましい経験で、お金を稼げない仕事が悪い経験だという

思考様式に染まっていく。

 

こうして、お金を稼ぐことが仕事の最大の目的となり、

そのお金で消費することを人生の目的とする発想がいっそう強まる。

消費するためにお金を稼ぎ、お金を稼ぐ結果、ますます消費するという循環が生まれる。

 

しかし、お金と消費を中核に据える考え方が深く根を張り続けた理由は、ほかにもある。

多くの社会では、お金は単に消費の手段というだけでなく、

その人の社会的地位を映し出す社会的標識の役割も果たしている。

バッチリ

お金は、個人の自我から切り離せない一部になっているのだ。

私たちはモノやサービスを購入することを通じて、

自分の人間としての価値を立証しようとする。

 

しかし、世界の多くの社会では、

お金が社会的地位の証として最も強力な要素となっている。

そこで、私たちはお金を稼ぐために懸命になる。

 

問題は、誰もがほかの人との比較を通じて自分の地位を証明しようとすると、

競争が生まれて、達成すべき基準がどんどん高くなっていくことだ。

 

こうして、私たちはライバル以上に稼がなくてはならないと強く思うようになり、

お金と仕事の結びつきがひときわ強化される可能性がある。

 

業績をあげた人物に高給で報いることが出来ない組織は、

代わりにどのような「報酬」を提供できるのか?

「私の場合、リーダーシップを振るい、責任を与えられ、

意思決定をくだす経験がとても大きな報酬になっています。

そのおかげで、仕事を通じて幸せを感じられています。

このような機会が得られるとわかっていれば、物質的な要素はもっと早く捨てていたのに」

消費より経験に価値を置く生き方へ

では、<第三のシフト>を実践し、お金を最大の目的に働くのではなく

充実した経験を味わうために働くという発想に転換するためには、なにが必要なのか。

 

仕事を通じて様々な充実した経験を味わえる可能性があることは、

私たちもすでに知っている。

この数年、私は大勢の人たちに、次の問いを自問してもらっている。

 

「なぜ、私は働くのか。私はどういう理由で、今の仕事を選んだのか」

古い仕事観のもとでは、仕事とは単にお金を稼ぐことを意味していたが、

未来の世界では次第に自分のニーズと願望に沿った

複雑な経験をすることを意味するようになるのかもしれない。

 

<第三のシフト>を推し進める舞台は整った。

産業革命以降、仕事に関する古い約束事のもと、

お金と消費が仕事の中核をなしてきたが、

それを次のように書き換えることが可能になりつつある。

私が働くのは、充実した経験をするため。それが私の幸せの土台だ。

重要なのは選択肢を理解すること

<シフト>をおこなうとは、覚悟を決めて選択することだ。

 

たとえば、ボランティア活動やリフレッシュをする際に

長期休暇を取るのと引き換えに、

高給を諦めるという選択をしたり、さまざまなリスクを承知の上

ミニ起業家への道を選択したり、家族や友人と過ごす時間を確保するために

柔軟な勤務形態やジョブシェアリングを選択したりする。

 

未来の世界では、選択肢が大きく広がる。

昔は企業が社員の代わりに全てを決めていたが、

自立した働き手が自分の働き方を主体的に選ぶケースが増える。

 

主体的な選択をおこなうためには、これまでより深く内省し、

自分の選択がもたらす結果を受け入れる覚悟が必要だ。

<第三のシフト>は、第二部で検討した「漠然と迎える未来」に陥らないために

乗り越えなくてはならない最後のハードルだ。

私たちは、あらゆることを自由に選べるわけではない。

どの会社で働いているか、どの社会で生活しているか、

どのコミュニティに属しているかによって制約を受ける。

 

しかし、どういう環境で生きていても、自由に選択できる部分はある。

すべてを環境任せにして、自分で選択することを放棄するのは簡単だが、

それは、ドイツの心理学者エーリッヒフロムが「自由からの逃走」と呼んだ態度、

すなわち会社や社会の規範に同調し、

自分の個性を軽んじる態度に他ならないのかもしれない。

 

選択肢が広がり、しかも個々の選択肢を選んだ場合に待っている結果が

はっきりわかる時代になれば、賢い選択をする能力がますます重要になる。

 

勤めている会社や住んでいる国で

どのような働き方と働き手への報い方が一般的かによって、

個人がおこなえる選択の大枠が決まることは事実だが、

ときには、自分自身の選択が招いた結果を痛切に思い知らされることもある。

自分の選択肢について意識的に考え始めると、

私たちは次の三つの問いを検討するようになる。

第一は、インターネットなどのテクノロジー、ものごとが起きるスピード、

グローバル化の進展状況に関してどのような変化が訪れ、

それが仕事の世界にどういう影響を及ぼすのかという問い。

第二は、特に「漫然と迎える未来」のシナリオが現実化した場合に、

どのような未来がやってくるのかという問い。

言い換えれば、いつも時間に追われ、孤独にさいなまれ、

大規模な貧困層が生まれる可能性のある未来で、

自分の職業生活がどうなるのかという問いだ。

そして第三は、仕事に関する選択を行うにあたり、

自分がどういう困難とジレンマに直面しているのかという問いである。

自分自身と家族、そして社会全体のために、経済の活力と

社会の安定のバランスをどのように取りたいのか。

そのバランスを実現するためにどういう公共の選択を行うべきなのか。

こうした視野の広い議論をすべき時期に来ている。

この点はきわめて重要だ。

私たちは職業生活で選択を繰り返し、

選択を重ねることによって自分の人生を築いている。

ここの選択は時々刻々、自然に行われるが、それが積み重なることにより、

その人となりの人生の特色や傾向、働き方が次第にはっきりしていく。

 

自分の自由意思に基づいて行動しようと思えば、

選択することが避けられない。

 

私たちの前には、いつも多くの選択肢がある。

働き方に関して、何も考えずに漫然と行動するのではなく、

意識的に選択をするべきだ。

 

(心理学とリーダーシップ研究者である)

ピーター・コーステンバウムらの言葉を借りれば、

責任を追うことを避けようとすれば「勇気が欠かせない場面で臆病になり、

自制が必要な場面で向こう見ずな行動を取ってしまう」

 

ピーター・コーステンバウムらは、次のように述べている。

「選択肢がない」と本心で言うのは、人間の性質を否定するに等しい

このような表現を用いるとき、私たちは人間であることをやめ、

動物や機械に仲間入りすることを自分の自由意思に基づいて選択しているのだ。

 

選択肢が広がる中で、未来に向けて行われるべき賢明な選択とは、どういうものなのか。

私はこの<第三のシフト>に関して、二つの予測を立てている。

一つは、私たちがどういう未来を作り出すかは、どの会社に勤めているかより、

一人ひとりがどういう希望やニーズ、能力を持っているかできまるということ。

もう一つは、私たちの仕事のモチベーションを高める上で

大きな役割を果たすのがお金と消費ではなく、充実した経験になるということだ。

消費からシェアへ

私たちはこの先、働き方に関してどういう選択をすれば

どういう結果がもたらされるかを明確に意識した上で、

自分の選択をじっくり考えるようになる。

古い約束事に基づく働き方を望む人が

完全にいなくなるとは言わないが、そういう人は減るだろう。

 

Y世代(1975年から1989年までに生まれた世代)を中心に、

お金と消費以外の要素を働き方の中核に据えることを望む人が増えていく。

選択肢が広がり、個々の選択の先に待つ結果がいっそう明らかになるにつれ、

充実感を味わえて、バランスの取れた働き方を望む人が多くなるに違いない。

 

この<シフト>を成し遂げるのは簡単ではない。

多くの企業が古い約束事を望ましいものと考え続ければ、

会社を動かす企業文化との間に摩擦が生まれることも予想できる。

企業や社会には、人々が迷路の外の世界を

のぞき見ることを妨げる側面もあるだろう。

それでも、壁の外の世界をのぞき見て、古い約束事以外の

選択肢を知りたいと思う人は増えるはずだ。

 

働き方を選択する際は、何を優先させ、

何を諦めるかを決めなくてはならない。

その判断を下すにあたり、マイカーやマイホームなど、

古い約束事のもとで重んじられていた

高額商品の購入を諦める決断をする人も増えるだろう。

 

長い間、マイカーとマイホームは私たちの自我を構成する重要な要素だった。

それが一種の社会的標識にもなっていた。

プラダのバッグやBMWの車、アップルのiPOD・・・

古い約束事のもとでは、こうした所有物によって、

その人が社会でどういう地位にあるかが判断される。

 

しかし、仕事に関する新しい約束事が広がれば、何を消費するかより、

どういう経験を生み出すかによって、職業生活の価値が評価されるようになるかもしれない。

<シフト>を実践する

想像してみて欲しい。

モノを大量に消費することを

人生最大の願望と位置づけることをやめにしたら、

どういう未来がやってくるだろう?

 

大量消費に代わり、充実した家庭生活や深い友情、

やりがいのある刺激的な仕事、創造性と芸術を重んじる人生など、

さまざまな要素が新たな優先事項になるかもしれない。

 

そういう<シフト>が実現するための転換点は、どのようにして訪れるのか。

制度や政策などの環境の変化がそれを後押しする面もあるだろうが、

私たちが仕事について深く考えはじめてこそ、

<シフト>が加速すると、私は思っている。

 

と言っても、一人ひとりがほかの人と関係なしに、

自分の頭の中だけで考え続けるべきだとは思わない。

 

むしろ、人々がこのようなテーマについて語り合い、

大勢の人が結びついてグローバルな変化を生み出していく可能性が高いと思っている。

未来に向けた<シフト>について理解を深めれば、

あなたはきわめて大きな選択を迫られるようになる。

がけ

本書の下準備の過程で

私が話を聞いた多くの人たちと同じように、

あなたがバランスの取れた生活を重んじ、やりがいのある仕事を重んじ、

専門技能を段階的に高めていくことを重んじるのであれば、

それを可能にするための<シフト>を実践し、

自分の働き方の未来に責任を持たなくてはならない。

 

そのためには、不安の感情に対する考え方を変える必要がある。

自分が直面しているジレンマを否定するのではなく、

強靭な精神を育んで、ジレンマが生み出す

不安の感情を受け入れなくてはならない

 

自分の選択に不安を感じるのは健全なことだ。

深く内省し、自分の感情にフタをしない人にとって、それはごく自然な心理状態なのだ。

不安から逃れたり、不安を無視したりする必要はない。

そのジレンマの中にこそ、あなたが光り輝くチャンスが隠れている。

五つの要因が働き方の常識を土台から揺さぶる結果、

自分の人生を自分自身で形づくれる可能性が大きく開ける。

 

組織の中で人間らしい性質を押し殺して生きる必要はないし、

会社という大きな機械の歯車のひとつとして生きる必要もない。

自分で選択を行い、選択の結果に責任を持てるようになる。

 

そういう生き方を選択するために避けて通れないのが、自分の感情を受け入れ、

欠点を素直に認めること。そしてぬるま湯につかったままでよしとせず

リスクを背負い、勇気を持って行動することだ。

 

私たち一人ひとりにとっての課題は、明確な意図を持って職業生活を送ることだ。

自分がどういう人間なのか、人生で何を大切にしたいのかをはっきりと意識し、

自分の目の前にある選択肢と、それぞれの道を選んだ場合に

待っている結果について、深く理解しなくてはならない。

 

そのためには、自分が望まない選択肢に

きっぱりノーと言う勇気が必要だ。

 

自分が大切にしたい要素を優先させる

職業生活を送れる場を積極的に探す姿勢が必要だ。

「普通」でありたいと思うのではなく、ほかの人とは違う一人の個人として

自分の生き方に責任を持ち、自分を確立していく覚悟が必要だ。

 

議論は哲学的な領域に入っていく

未来の世界で、私たちは自分にとって大切な価値や自己像を

追求できる可能性と、そのための選択と行動を行う自由を手にする。

 

そういう時代には、社会や組織からどのような制約を課されているかを認識し、

その制約にどう向き合うかを決めるのが自分自身なのだと理解し、

同時に、自分の選択と行動がもたらす結果からは逃れられないのだと覚悟する必要がある。

 

仕事と職場は、あなたが生きがいを見つけられる場である可能性が高い。

その場を生かすか殺すかは、あなたの勇気と未来感覚次第だ。

エピローグ by  まるきん

はい、ここからは、まるきんです。(笑)

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

今回のシリーズのまとめですが、

私たちが充実した職業生活を送れるかどうかは、

次の三つの課題に対処する能力によって決まります。

第一は、職業人生を通じて、自分が興味をいだける分野で

高度な専門知識と技能を習得し続けること。

第二は、友人関係や人脈などの形で人間関係資本をはぐくむこと。

特に、強い信頼と深い友情で結ばれた少数の友人との関係を大切にしながら、

自分とは違うタイプの大勢の人たちとつながり合うことが大切になります。

第三は、所得と消費を中核とする働き方を卒業し、創造的に何かを生み出し、

質の高い経験を大切にする働き方に転換することです。

この三つを実践する上では、

勇気と覚悟と楽観主義が必須だと思います。

でも、古い時代の価値観、古い時代の行動パターンは、もう使えない。

となったら、自分でそれを探すのが、一番正しい生き方かもしれません。

以上、今回の紙芝居シリーズが、あなたが人生を選択される上で、少しでも参考になれば幸いです。

 

【ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉】

タイトルとURLをコピーしました