【合格見本】①携帯ショップマネージャー・自己PRと志望動機
皆さん、こんにちは。
昨日までの記事、「職務経歴書の作り方シリーズ」で
作成するにあたっての「核になる部分」は、お伝えできたかと思っています。
本当は、1日あたりのブログ記事の文字量を減らして、
全文を簡略化して、少ない回数で完結させられれば、とも思いました。
でも、結局、減らしませんでした。
私が「記事の読みやすさ」とか、「親しみやすさ」とかを優先すると、
本来の、このブログの目的(転職成功)とは
違うものになってしまうのではないかと思ったからです。
なので、数回に分けて、丁寧に書きました。
もし、私があなたに対して、少ない情報しか提供しなければ、
あなたが作成される「書類の完成度」が低くなってしまう。
つまり「受からない応募書類」しか完成しない。
という「最も望まない結果」になることを、避けたのです。
それだと、単なる時間の無駄、労力の無駄になり、誰も得をしません。
■さて、別件ですが・・・。
数名の方から「今回は見本は無いのですか?」という
素敵なリクエスト(催促、強制、おどし、お願い)を頂いたので掲載します。(笑)
下記の「自己PRと志望動機」は、実際に本番で使用されたものです。
ただし、完全に同じではなく、私の方で、ちょっとぼかしている部分があります。
でも、ほぼ完全版です。
この方は30代の男性。
下記の自己PRと志望動機でエントリー、
すぐに書類選考を通過、一次面接と二次面接もあっさり通過、
めでたく転職を果たされました。
という・・・縁起が良い見本です。
念のため言っておきますが、この見本は、出所の分からない、
誰が作ったかも分からない、ネットからの「拾い物」ではありません。(笑)
携帯ショップマネージャー・自己PR・合格者見本
< 自己PR >
現在、通信端末販売に携わる仕事をして約15年になります。
業務の遂行に当たっては、円滑なコミュニケーションを心がけながら
人材育成を実践して参りました。
売上目標に対しては、日々のミーティングを通じて情報共有を図り、
行動~結果の検証~分析を行っておりました。
また問題が発生した場合は、原因を絞り込み、改善策の立案を行う等、
PDCAサイクルを日々の行動規範としております。
このPDCAの取り組みについては、自社の店舗だけでなく、
他の直営3店舗にも実施しております。
特に、タブレットの販売に力を入れた結果、新規販売数において実績向上に繋がりました。
併せて、タブレット販売を通じて、クロスセル商材販売に注力する事で、
収益増に寄与し、直営5店舗・上半期予算達成(達成率103%)が
実現できたと考えております。
さらに、営業以外の部分では、業務監査を3年ほど担当しました。
関西エリア直営20店舗の在庫管理、現金管理、顧客情報管理、
業務効率化を中心に取り組み、その結果を適宜、経営陣へ報告しておりました。
社内の監査業務を経験する事で、特にリスク管理面について、
正しい判断基準を身につけることが出来、
健全な店舗運営が可能となったと感じております。
携帯ショップマネージャー・志望動機・合格者見本
< 志望動機 >
私が今回の求人に応募した理由は、貴社の経営理念に共感したからです。
かつて、2010年に関西に転勤になり、そこで「三方良し」
(「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」)という
近江商人の考えを叩き込まれました。
現在も、仕事をする上で意識しているこの考えと、
貴社の経営理念が一致していることにより、今と変わらぬ姿勢、
変わらぬ目線で、新たな業務に取り組めるのではないかと感じたからです。
また、貴社が求めていらっしゃる人物像として
「仲間と共に挑戦し続け、成長する集団」という表現がありましたが、
こちらも、仕事をしていく上での指針として、常に意識している言葉です。
最後になりますが、私自身、新しい環境で、
更なる成長を図って参りたいと思っております。
今まで培ってきた経験やスキルを活かし、店長への指導・育成を図る事で、
店舗の収益力向上に貢献したいと思っております。
もしご縁を頂けましたら、貴社の業容拡大を担う人物になれるよう、
日々スピード感を持って、チャレンジして参ります。
つきましては、是非、面接の機会を頂けたらと思います。
何卒宜しくお願い致します。
以上
まるきんによる解説
はい、これが合格者のレベルです。
ここまで書き込むと、書類選考は、普通に受かります。
私から求人企業へ推薦メールした後、早ければ数時間後には、
遅くとも当日中には「面接させて欲しい」という連絡が返ってきます。
読んでいただけたら、他の一般の候補者とは、
目線がちょっと違うことが、あなたにもご理解いただけたのではないでしょうか?
単純に「頑張ります」とか「一所懸命やります」という「掛け声」じゃなく、
どこを着地ゴールにしたいのかという「目的意識」が感じられると思います。
時間軸の違いを明確に
★自己PRでは「自分が経験してきたこと=過去」について述べる。
★志望動機では「自分がやりたいこと=未来」について述べる。
「時間軸の違い」を明確にされています。
ありきたりな言い回しを回避する
携帯端末ショップにおける「自己PRや志望動機」というと、
「接客の大切さ」とか
「お客様を大切にする姿勢」とか
「お一人お一人に寄り添った、本物のサービス」とか、
「おもてなしのこころ」とか、
「一期一会を忘れずに」とか
どんなサービス業でも使えるような、
使い古された言い回しを書いてしまう人が多いのです。
読んでいただいたらお分かりになる通り、
ありきたりな表現に行きそうですが、そこはギリギリで回避しています。
実は、彼が作成した、最初のバージョンは
もうちょっと「現場の店舗スタッフ寄り」な書き方でした。
それを一読した後に「全く個性が無いから却下します」と
鬼軍曹の私が伝えて、このバージョンへ修正をして頂きました。
(メールやり取りは二往復くらいで完成)
これが店舗スタッフレベルであればOKかもしれません。
ですが、
この方はエリアマネージャーであり「監査」する側です。
販売スタッフではなく、販売スタッフを「育成」する側です。
自分が担当されている全ての店舗の売上げアップと、
業務品質(顧客データや情報漏えい防止、不正防止)がメインとなります。
なので、店舗の中ではなく外から
ちょっと俯瞰した場所から、モノを見る必要があるわけです。
「お客様ひとりひとりを」ではなく、
「エリア全体の最適化」を図る必要があります。
また、さりげなく役員に対する報告を行われていたと記述がありました。
これは経営陣との「タテの関係が良い」ということを意味しています。
「現場で何か起こったら、包み隠さず、すぐに報告しますよ」という姿勢です。
こういうマネージャーがいると、会社側としては本当にあり難いはずです。
★数字を意識した営業施策、
★業務品質と顧客満足度アップ、
★さらに現場スタッフとのチームワーク。
★さらに、お客さま良し、手前ども良し、世間良し、という「三方良し」の考え。
★相手の気持ちを慮る、日本人らしい商売の考え方ですね。
さて、まとめです。
・・・このような人は、落ちません。
どこの会社を受けても、だいたい受かります。
だって、めちゃくちゃ良いヤツなんです、彼は。(笑)
いつも感じることですが、結局のところ、最後は人柄だと思います。
本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。
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