【50代転職】面接合格率が上がる最強の返答術(すぐ使える)
皆さん、こんにちは。
さて、本日のお題は「面接の返答の仕方」です。
面接の際に候補者がアピールする部分って、色々ありますよね?
いつものように、ちょっとした遊びをやってみます。
中高年のあなたなら、面接で何をアピールしますか?
あなたが20代、30代なら、自分が【中高年になったつもり】で、考えてみて下さい。
はい、ではちょっと、自分なりに考えてみて下さい。
*やる気?
*根性?
*努力?
*忍耐?
*粘り強さ?
なんか、どれも同じですね、もうやめます。(笑)
まず最初に一言、付け加えるならば、
これらの「精神論」は、逆効果なので、
面接の場では、余り言わないほうが良いと思います。
「まだまだ若い人には負けません」とかは、本当に最悪です
中でも「まだまだ若い人には負けません」とかは、本当に最悪です。(笑)
きっちりこの言い方じゃなくても、同じようなニュアンスの発言は、すべてNGです。
そういう雰囲気を匂わせた時点で、アウトだと思ってください。
これから同じチームに入ろうとしているのに、
「チームの和を乱そうとしている危険な人物」だと誤解されます。
「まだまだ若い人には」と言った時点で、
「私はピークを過ぎた年寄りなんです」と逆アピールしているようなものです。
面接を受けている時点で、あなたはもう年齢の壁を突破しているのです。
それなのに、自分から年寄りアピールするのは、
まさに自滅への道をまっしぐらと言うことになります。
ここは重要なので、50代以上の方は、特に気をつけてください。
もう一度言いますが、若い世代の人と「同じ土俵で張り合う」のは厳禁です。
求人企業は、あなたにその部分をお願いしようとはしていません。
「やる気」とか、
「努力」とか、
「御社の発展に貢献したい」とか。
それらは面接を受けに来ている時点で、
当たり前のことなので、改めて言う必要は無いと思います。
さて、この「根性論カテゴリー」はもう充分でしょうから、
他のカテゴリーで考えると・・・。
あなたがアピールする部分は
*まさかの学歴?
*いやいや、前の会社の知名度?ブランド力?
*業界知識、実務経験の豊富さ?
*保有資格や語学力?
*海外駐在経験の豊富さ?
*MBAとかの資格?
*業界人脈の多さ?
*華々しい営業成績?
*新商品開発の時に、テレビでインタビューされた時のエピソード?
*子会社の役員だったこと?
*部下の面倒見のよさ?
まあ、こんな感じでしょうかね?
さて、上記のどれも、大切なアピールポイントですが、
私が一つだけ、申し上げるとするならば、
「未来に対して、どれだけの価値を生み出せるのか?」
ということに尽きると思います。
これから入社する会社にとって、過去のことは、
極論すると、どうでも良い話です。
だって、全て終わったことですよね?(笑)
「未来をどう変えてくれるのか?」
大事なことは、未来です。
面接担当者は、「未来をどう変えてくれるのか?」を知りたいと思っています。
私がちょっと、思いつくままに書きますが・・・
「過去の●●における経験、知識、人脈を活かして、
御社の★★事業において、★★な価値を生み出せると思います」
という感じでしょうか?
ただし、あくまでも謙虚に伝えること・・・が前提です。
なぜなら、中高年のあなたが口にされた言葉は、
自分で勝手に想像した「仮説」に過ぎないからです。
あなたが過ごされた時代と今とでは、市場も、経済状態も、
テクノロジーの進化も、要するにバックグラウンドがまったく違います。
実際にその会社に入社してみないと、どれくらい実力を発揮できるかは判りません。
ただ、過去の経験があることは、重要なポイントです。
こればかりは、絶対に若手は勝てません。
中高年に限らず、企業が中途で人を採用する時は、
「再現性」を重視すると言われます。
華々しい過去の業績は「たまたまの偶然」だったのか、
「計画的に実行されて、目指すべきゴールに着地したのか?」を
面接で詳しく聴かれるはずです。
つまり、ここで言う「再現性」とは、
「現在も昔と同じようなパフォーマンスを上げられるのか?」ということです。
職務経歴書に書かれてある実績を「本当に再現できるのか?」という意味です。
繰り返しますが、その応募する会社にとって
「価値を最大化するには?」という客観的な視点が必要だと思います。
「これは自分の為にある求人だ」
ここからは具体的な話です。
あなたが応募されようとしている会社があるとします。
「これは自分の為にある求人だ」という会社を見つけたとします。
あなたにとっては、まさに、ラッキー・ダイヤモンドです。(笑)
*その会社のホームページをご覧になりましたか?
*どんな経営理念ですか?
*どんな事業内容ですか?
*社長の経歴は?
*社員数は?
*拠点数はいくつ?
*取引先はどこ?
*業界におけるランク、知名度は?
*何の事業で一番、利益を上げていますか?
*その会社の強みを一言で言うと?
などなど。
それらを踏まえて、あなたならば、どの分野で、どんな価値を創造できますか?
過去のご経歴と照らし合わせて、ちょっと考えてみて下さい。
考えがまとまったら・・・
それを具体的に、相手が理解しやすいように、面接でアピール出来ますか?
「相手に言う」のは、誰でも出来ます。
でも「相手に伝える」のは、とても難しいことです。
(なんかまるで、国語の授業みたいですが)
自分が口にした言葉を、面接官が頭の中で、
どうイメージして、再構築しているのか?
相手にきちんと伝わっているか?を踏まえながら、堂々と経歴をお伝え下さい。
50代以上の方々へ、私から大事なアドバイス
最後に、このブログを読まれている皆さんへ、
特に50代以上の方々へ、私から大事なアドバイスをします。
面接の際に、絶対に守って頂きたいことがあります。
それは、「面接官から質問されたら、なるべく短く、簡潔に答える」ということです。
面接官から質問されたら、答える目安は10秒程度だと思って、簡潔にまとめて下さい。
厳密に10秒ではないので、いちいちストップウオッチで測って、練習する必要はありません。
「いやいや、それじゃ短すぎますよ」と感じられる方も大勢、いらっしゃると思います。
それは勿論、私も分かっています。
分かっているからこそ、敢えて、言っています。
とにかく、「なるべく短めに答える」ということを、まずは頭に置いて下さい。
・・・と書きましたが、
もしかしたら、疑り深い方がいらっしゃるかもしれないので、理由を言います。(笑)
短く答える理由。
これはどういうことかと言うと「一般的に、年配者ほど話が長い」からです。
質問に対する答えが長い人の特徴
質問に対する答えが長い人の特徴として・・・
*年齢が50代以上の方。
*昔話をはじめて、3分以上、独演会をやってしまう方。
(バブル時代の思い出を語る方)*離職期間が長期化している方。
*とにかく就職したいです、という悲壮感が、痛々しい方。
*採用してもらいたいと、ついアピールが過剰になって、結果的に裏目に出る方。
*昔は偉かった方が、いつのまにか昔の自慢話になって、
自分だけ気持ちよく話しているケース。*大企業出身者。
(過去の成功事例をたくさん盛り込もうとして、結果的にロングトークになる)
このブログを読まれたあなたにとっては、違和感があるかもしれません。
しかし、「短く答える」という、このルールをぜひ、守ってください。
このブログを読んでいない、他の候補者たち。
つまり、あなたのライバルは、
「面接官の質問に対して丁寧に答えること」が正解だと思っています。
いま、この瞬間も、そう信じています。
それが「面接官に対する誠実さ」や「熱意のアピール」だと
「勘違い」しているはずです。
しかし、面接の場においては、彼らの考えは間違っています。
彼らは、間違ったまま、面接に臨もうとしています。
丁寧に答える=話が長くなっても構わないは、間違いです。
ほぼ100%、あなたが合格します
ちょっと例を挙げると、
同じ求人へエントリーされた、複数の候補者がいらっしゃったとします。
あなたと、ほぼ同世代で、似た経歴の対立候補がいるとしましょう。
その場合は、ほぼ100%、あなたが合格します。
なぜそんなことが言えるのかって?
私がこれで、毎回、中高年の方を合格させてきたからです。(笑)
ただ、この「短く答えるルール」は、
中高年に限らず、若い方にも同じことを言います。
私は今も、年齢や性別に関わらず、候補者を合格へ導いています。
一方、面接で受からない人は、このルールを知りません。
だから毎回、同じパターンで、不採用になります。
面接で受からない人は、間違いを繰り返す
彼ら、彼女らは、なぜ落ちるのか、
自分で分からないまま、同じ事を繰り返します。
■無駄に面接Q&Aの本を買って、答えを暗記したり、
■もう一度、自己分析をやってみたり、
■もう一度、キャリアの棚卸しをやってみたり、
■そんな、見当違いなことばかりやってしまうわけです。
で、本質を理解していないので、
次に応募した会社でも、また不採用になります。
で、さらに応募しては落ちて、
自信を失っていくという「不幸のスパイラル」に陥ります。
・・・面接官は、絶対に理由を教えません。
あなたの人生が、大きく変わってきます
これを知っているか知らないかで、
受かるかどうかが、大きく変わります。
つまり、あなたの人生が、大きく変わってきます。
別に資格とか、学歴とかではなく、
特別に何かやって欲しいとかでもありません。
単に「短く答える」というだけの話です。
シンプルですが、絶対に守って頂きたい鉄則です。
念のため、
最後にもう一度、言っておきますが、
あなたが、受かります。
本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。