会社に所属しながら「稼ぐ力」を身につける方法

★ 仕事とキャリアを考える
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会社に所属しながら「稼ぐ力」を身につける方法

皆さん、こんにちは。

本日のテーマは「稼ぐ力を身につける」です。

このブログでも2025年の未来を見据えた仕事探しを提唱していますが、

将来を見据えた仕事の選び方、動き方は、未知数です。

正解がありません。

そんな中で、今後の個人としてのキャリアプランを考えていくことは本当に重要だと思います。

働き方の軸をどこに据えるべきなのか?

私が考えている最強のキャリアプランとは
「いつでも、どこでも、誰とでも働ける人になること」です。(笑)

いや、冗談ではなく本当に、そう思っています。

私は性格的に同じことを繰り返すことができません。

そうなると、転職することが前提の生き方になります。

しかし、私にスキルが無いと、他の会社に雇ってもらえなくなります。

今の若い世代の方が言う「詰んだ」とか「終わった」状態ですよね?

なので、毎回、転職するたびに
「新しい職場で身につけられることは何か?」を探してきました。

なるべく「自分にとって新しい知識・経験・考え方」を取り入れる努力をしてきました。
(ただし、全身全霊を傾けて、という訳ではなく、普通レベルです)

これからの未来に起こる環境変化

・・・本題に戻します。

予測不可能な2020年代を生きる上で、
キャリアプランをどう考えていくかは、とても重要だと思います。

例えば、コロナウイルスがここまで長引き、
世界中に影響を及ぼすとは、誰も想定できませんでした。

病原菌だけでなく、地震や自然災害なども、
今後、増えこそすれ、減ることはないと思います。

特に日本は地震大国であり、南海トラフ地震、首都直下型地震など、
想定しておかねばならないでしょう。

ただ、それでも私たちは生きなければなりません。

ウイルスが蔓延しようが、地震が起ころうが、
生きるために、働き続けなければなりません。

個人に起こる環境変化

例えば・・・

コロナの影響により、会社の業績が悪化し、リストラ対象となった。

離れて暮らしていた親の介護があり、地元へ帰らなければいけなくなった。

海外とやり取りする仕事が多く、移住することになった。
(これは喜ぶべきことです)

これらは、あくまで一例であり、あなたが予想もしないことも含めて、様々なことが起こるでしょう。

こういった時に、どれだけ自分の意に沿う素早い行動ができるかが、
納得のいくキャリア形成の基本になると私は思います。

稼ぐ力を身につけるキャリアの重要性

先に述べた通り、将来の環境や、個人を取り巻く状況がどうなるかは分かりません。

不確実な未来に対して、私たちができることと言えば、
状況の変化に対して「柔軟に対応できる力と考え方」を
身につけておくことだと思います。

先程、例にあげた、地方に住んでいる親の介護をするために、
自分が実家に戻ることになり、実家から通える範囲でしか仕事を選べず、
やりたくない仕事で、残りの人生を過ごさねばならない。

これだと、正直、悲しいですよね。

もちろん、親なので、介護は必要ですが、
自分自身が犠牲になるのは、ちょっと切なくなります。

そうならないために「どんな状況でも自分で稼げる力」を身につけられれば、
状況に合わせた自分なりの生き方が選べるのではないでしょうか?

独立とか起業ではなく

ちなみに、私が言いたいのは、

「会社を辞めて起業しましょう」とか、
「フリーランスとして独立しましょう」とか、

そういうことではありません。

独立してやりたいことが無いのに、格好をつけるために、
無理やり会社を設立する必要はありません。

単に社長と言う肩書だけなら、誰でも持てます。

それは安易で、無謀な選択です。

個人で稼ぐ力

ここで私が言いたいの「稼ぐ力」です。

仮に一生、会社勤めであったとしても「稼ぐ力」は必要です。

仕事で知り合った仲間と、副業の範囲で事業をスタートさせたり、

フリーランスとして、企業と業務委託契約をしたり、

自分のスキルを活かして、新たなサービスを個人向けにネット販売したり、

本当に、色々な可能性があると思います。

キッカケは小さなことで構わないと思います。

最初は小遣い稼ぎレベルでも、構わないと思います。

自分のスキルを活かして、稼いでいこうという強い気持ち。

さらに、それを実行に移す場合の
「スピードや実務能力」が、重要だと私は思います。

契約書も自分でチェックしなければならない

大きな会社に所属していると気付かないこととして、
自分でやれる仕事の範囲が限られているため、
専門分野以外は知らない・・・という現実があります。

例えば、新しいビジネスを進める上での、
契約書の内容チェックをしなければならない場合。

それなりに大きい会社であれば、法務部とか、会社の顧問弁護士に
「今週末までで構いません、リーガルチェックお願いします」と
丸投げされる方は、意外と多いのではないでしょうか?(笑)

もちろん、あなた自身でもある程度は見てから、
法務部へ依頼されるはずですが、時間が無い場合は、チェックが甘いはずです。

「どうせプロがチェックしてくれるから、
自分は、ざっと目を通すくらいでOKだろう」という認識だと思います。

大きな組織であれば、二重三重のリスクヘッジ体制があります。

しかし、あなたが今の会社を離れたら、そのバックアップ体制はありません。

当然、全てあなた自身に降りかかってきます。

あなたの後ろに、ゴールキーパーはいません。

起こることはすべて、何でも「自己責任」です。

辞める辞める詐欺

一方、何かあるたびに

「自分は、どこにでも転職できる」

「こんな会社はイヤだ、もう辞めてやる」

「実はそろそろ、独立したいと思っている」

「君もいつまでも、こんな会社にいちゃダメだよ」

「資格が取れたら、すぐ辞めるんで、あとはよろしくね」

とか、辞める宣言のオンパレードは、どの職場でもあります。

ただ、この人達は、何かあるたびに「辞める辞める」と言いながら、全然、辞めません

逆に、意外と社歴が長かったりします。

これはもう、完全に「辞める辞める詐欺」だと思います。

こんな人たちに限って、実際は「ぶら下がり社員」だったりします。

にもかかわらず、自分ではできる人間だと勘違いしているケースがほとんどです。

他者の評価より、自己評価の方が圧倒的に高く・・・、

「仕事ができる自分は、この会社に居てやっている」というスタンスです。

「みんなが困るから、この会社で働いてやっている」というスタンスです。

単なる勘違いですが、
真面目に働いている人からすると、単なる騒音(ノイズ)でしかありません。

「ガタガタ言わずに、さっさと辞めたら?」と言うと、

「いや、みんなが困るでしょ?」とか言って、絶対に辞めません。(笑)

辞める勇気がない小心者

あなたもお分かりの通り、本当は違います。

彼らは優秀でもなんでもなく、辞める勇気がない小心者です。(笑)

こういう人は、企業の業績が悪いとき、真っ先にリストラ対象になります。

いつも不平不満を言っているので、誰よりも先に、リストラ候補に名前が挙がります。

ここで残念なことがさらに起こります。

「辞める辞める詐欺」の人たちは、

自分のスキルを磨くとか、社外の人脈を増やすとか、

地道な努力をしないタイプの人が多い。

つまり、努力する人を見て、ちょっと小馬鹿にするような人たちです。

過去に沢山の人を見てきましたが、あまり良い性格の人はいませんでした。(笑)

で、大事なことは、あなたが望まない状況が発生した場合、
自分なりの「銭儲けスキル」を最低一つは、準備しておくべきだと思います。

稼ぐ力の基本は、ビジネス基礎スキル

ビジネスの基礎となる足腰

スポーツでもビジネスでも、何をするにも基礎が大事だと思います。

従って、最先端のマーケティング手法や、人工知能に関する専門知識ではなく、

「仕事を進める上での基本動作を身につけること」の方が、重要だと感じます。

特に私が大事だと思っているのは、当たり前のことを当たり前にやれる力です。

野球に例えるなら、基本中の基本である、キャッチボールです。

だって、ちょっと思い浮かべてみて下さい。

基本のキャッチボールも出来ない選手に、
ヒットエンドランのサインを出しても、無意味ですよね?(笑)

時間と労力の無駄遣いです。(笑)

あと、今日は折角なので、私からちょっと、クイズを出します。

< あなたへの質問 >

質問①ビジネスの現場における「目標」と「目的」の違いとは何ですか?

質問②ビジネスの現場における「戦略」と「戦術」の違いとは何ですか?

ちょっと考えてから、先に進んでくださいね。

ちょっと1分間、考えてみて下さい。

すぐに答えを読まないように!(笑)

回答①:ビジネスにおける「目的」と「目標」の違い

*目的とは、最終的に成し遂げようと目指す到達点を意味しています。

*目標とは、目的を達成するために設けた具体的な手段です。

ビジネスにおける目的とは「先月よりも売上げを上げる」

「会社をもっと大きくする」などの将来的な企業戦略や経営ビジョンを指します。

補足しますと、目的とは長期的なものであり、目標とは短期的なものです。

回答②ビジネスにおける「戦略」と「戦術」の違い

*戦略=目的達成のために進む方向性の選択のことです。

*戦術=戦略を実現するための具体的な手段のことです。

つまり、戦略とは、チームや組織を運営していくための
将来を見通した方策や、目標を達成するためのシナリオです。

戦術は、目標を達成するための具体的な手法
実践的な行動計画といった意味で使われます。

登山に例えるならば、
富士山の頂上を目指すというのが、戦略であり
どの登山ルートを通るかが、戦術です

さて、あなたは、それぞれの定義の違いをご存知でしたか?

もし、ご存知じゃなかったら、この機会に覚えてください。

ビジネス基礎スキル

・・・先に進めます。

さて、これらのビジネス基礎知識ですが、人によって、差があります。

結論から言いますと、意外とできていない人が多いのが現状です。

*契約交渉の場面等で、相手の発言や表情から、真意を読み取る洞察力

*現場の判断が必要な場面等で、自分の意見を短い言葉で表現できる要約力

*トラブル発生の際、起こった事象を冷静に分類できる分解力(仕分け力)

*物事を判断する際、数値やデータを根拠に答えを導き出す分析力

ビジネス思考法

思考法に関して代表的なものは、ロジカルシンキングや仮説思考だと思います。

経営に関わる人なら経営マインドや戦略思考は必須になると思います。

マーケティング的な思考法であれば、

いわゆる3C分析(Company=自社、Competitor=競合、Custumer=市場・顧客)等になります。

広く浅い経験

ビジネスにおいては様々な領域がありますが、自分の専門外の知識・経験を増やすことで、

仕事全体のレベルが大きく上がることがあります。

広く浅い知識があったおかげで、あなたの仕事の成功率は劇的に変わるでしょう。

人材採用コンサルタントの例

例えば、私の場合ですと、メイン職種は
人材採用コンサルタント(キャリアアドバイザー)となります。

その周辺業務にある業務とは、何でしょうか?

該当しそうなキーワードを、とりあえず思いつくままに挙げてみます。

*人材採用・面接

*中途社員向け研修制度

*新卒社員向け研修制度

*人事評価制度

*給与制度・賃金テーブル

*就業規則の改廃

*労働法関連知識(三六協定など)

などなど、人材に関連する業務は、本当に沢山あります。

もっと言うならば、このキーワードは、あくまでも社内業務で探してみた場合です。

これを社外向けキーワードで探したら、もっとたくさんあるはずです。

経営に近いポジションの基礎能力は?

例えば「利益の出るモノ作りの本質は、この考え方」とか、

「財務諸表のPL・BS・CFを見る時のポイントはここ」とか

部署やポジションによって、違う視点でモノを考える必要があります。

最重要:対人コミュニケーション能力

結局は、人と人との繋がりによって成立するのがビジネスの本質です。

言うまでもないことですが、一人では成り立ちません

ほとんどの場合、仕事はチーム単位で進めますし、自分の専門領域外の部分も出てきます。

チームワーク

最近、よく考えることですが、チームワークとは

「困難な状況においても、メンバー個人がエゴを捨てて、
 リーダーが目指す目標へ、一緒に歩いていけるかどうか?」

だと思います。例えば、

法人同士が業務提携契約を締結する際、
現状の契約内容では、将来的に自社に法的な責任が生じる可能性がある、
なので、それを今日中に確認しなければならない。

といった場合、その部署全員で、過去のデータを掘り起こして、
間違いないか確認し、夜の10時までに、会社としての見解を先方へ返す。

・・・みたいな場面です。

30代以上の皆さんなら、
似たような経験って、まあ、ありますよね?(笑)

一人じゃどうしようもない、厄介なヤツです。(笑)

困難な状況ほど、人間の本性が出る

仕事をしていると、思い通りにならない事ばかりです。

そんな時ほど、その人の本質が露わになります。

「これって、私の担当じゃないし」とか

「だから、あの時、危ないと思ったんだよなぁ」とか

「そもそも、最初の段階から対応に問題があったんだよ」とか、

「●●さんが、事前にチェックしてたら、こうはならなかったのに」とか、

まさに後出しじゃんけんのオンパレードです。(笑)

弱い人ほど、先に文句を言い始める

ここからは私の個人的な意見です。(笑)

こういうトラブルの場面では、個人の弱さがモロに出ます

だいたい、以下のどれかに分類されます。

*逃げる人

*思考停止する人

*自分は悪くない、と言い訳ばかりする人

*他人ばかりを動かして、自分で動かない人

まさに、人生色々ですね。(笑)

なお、仕事をしていると、自分の専門外のことも含めて色々なことが起こります。

そんなとき、たまに
「私ではなく、専門家に聞いてください」
という態度の人がいますが、これでは社内・社外どちらからも信頼は得られません。

こうした専門外の話が出てきたときに、アドリブでその場をしのぎつつ、
どの解決法が良いかをイメージ出来るかどうかが、勝負の分かれ目です。

 

稼ぐ力を養うための職場選び

さて、話を変えます。

ここからは「結局、どんな職場を選べばいいのか?」について考えたいと思います。

軸とするべきポイントは「自己裁量=自分の権限と責任で動けること」です。

中小ベンチャー企業で働く

他の記事でも述べていますが、最重要視するべきは、どんな経験を積めるか?です。

中小ベンチャー企業においては(大企業と比べて)
その業務に割ける人手が限られています。

そのため社員一人がカバーしなければならない範囲が広く、深くなります。

また同時に、スピードも要求されたりします。

結構、大変です。

ただし、それらの経験値は、あとで効力を発揮してきます。

タイトなスケジュールで精度の高い仕事を求められる局面で、
あなたのプロ根性は鍛えられます。

大企業の中で、裁量権のある部署やチームで働く

大企業においても、自分のやりたい仕事、
やりたい部署へ異動できる場合があります。

自己申告によるキャリアアップ制度です。

自分の直属の上司に言うのではなく、人事部へ申告するやり方です。

直属の上司へ申告しても「まだ時期尚早」とか
「忙しいからダメ」と却下される(申請さえして貰えない)
場合があるので、他部署へ直接、お願いするやり方です。

自分の希望がめでたく通って、異動できたなら、こっちのものです。

なるべく早い段階で、責任ある仕事を任せて貰えるよう、心がけてください。

ただし、誰でもできるような仕事では、異動した意味がありません。

海外で働く

大企業で働いている方であれば、別な選択肢もあります。

例えば、海外とやり取りが発生する部署へ異動して、
英語力に磨きをかけるとか、実際に、海外の事業所へ駐在するとか、
やれることは多いと思います。

本当に海外へ駐在した場合、
アウェイな環境になるので、間違いなく鍛えられると思います。

本当の意味で、自分の力で何とかする機会が増えるでしょう。

さらに、海外赴任で現地の人脈を増やすことが
将来の財産に繋がる場合は多くなります。

あなたが20代だった場合、海外で、
現地の人たちと仕事をすることは貴重な経験ですし、
彼らが将来、その会社で偉くなったり、
独立したりした場合、仕事の繋がりが増えるはずです。

まさに、お金には代えられない人脈になるはずです。

スキルに磨きをかける

環境を変える際の、動き方について考えてみます。

まずは自分の基本となるスキルを身につける。
さらに、その周辺にある専門スキルを身につけるために、転職するという流れです。

例えば、身近な例を挙げると、料理人の世界かもしれません。

まずは本場イタリアで料理を学び、さらに複数のイタリアンレストランで修行する。
そこから帰国して、日本でお店を出す。

・・・料理人としては、割と多い流れかもしれません。

もちろん、このブログを読まれているあなたが、料理人とは限りません。

普通に会社員として働いている方が圧倒的に多いと思います。

となると?

恐らく、20代から30代にかけて、複数回の転職を経験して、
各社にて実績を残しながら、専門スキルも身につけていくという方法になるかと思います。

逆に、同じ環境で、同じことをやり続けるだけだと、かなり危険な未来が待っていると思います。

最後に・・・「稼ぐ力」を身につける方法・まとめ

さて、そろそろ終わります。

今日、お話ししたことは、シンプルです。

●いつでも、どこでも、誰とでも働ければ、困らない。

●会社がなくなっても、食うに困らないスキルを身につけておく。

●独立・起業ではなく、会社員のまま、手堅く収入を得る手段。

●自分のスキル、強みを常に磨くための努力を続ける。

●仕事は常にチームワークなので、コミュニケーション力を磨く。

●生活の安定も大事だが、成長できる職場環境で自分を鍛える。

上記の、どれか一つでも参考にして頂けたら幸いです。

本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。