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【50代・転職】中高年にとって資格よりも大事なことは?

★ 40代・50代・中高年の転職
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中高年にとって資格よりも大事なことは?

 

皆さん、こんにちは、まるきんスカイウォーカーです。

久しぶりに、私が担当します。(笑)

で、本日のテーマは、中高年の「転職に有利な資格」についてです。

これから紹介するのは、以前、私が(某)日本経済新聞社の編集者から

「転職・資格取得に関するガイドブック(いわゆるムック本)を

作りたいので、直接、インタビューさせて欲しい」

という申し出があったので、来社して頂いた時の話です。

資格・スキルアップのガイドブック

●本の内容は、キャリアアップ・スキルアップできる資格の紹介でした。

●購入ターゲット層は、20代、30代、40代のビジネスパーソン向け。

●内容は「資格の取りやすさ、独立後の収入、不況に強いか」など、

●複数の評価項目による「コスパ・ランキング」もありました。

で、私の担当分野は「中高年・シニアの資格について語る」です。(笑)

で、ここから先は、いつもとは違い、対談形式でいきたいと思います。

某・日経記者からの質問

では、早速、質問に入ります。

はい、どうぞ

中高年・50代の求職者が、

持っていた方が良い資格ってありますか?

ありません

本当に?

はい、特にありません。

驚きました。

実は今回、人材業界の方々に

同じ質問をしました。

ところが、皆さん

「特にありません」と答えられたんですよ。

はい、そうだと思います

なぜですか?

日商簿記とか、社会保険労務士とかは?

よく言われることですが、

資格はあくまで資格に過ぎません。
大切なことは、

それを使って何が出来るか?だと思います。

たしかにそうですね。

だから、実務経験がない資格取得者とは、

言わばペーパードライバーと同じです。

 

だって、実際には路上を走れないわけですから。

たしかにそうですね。

不謹慎な例えかもしれませんが、

無免許運転歴30年のベテラン・ドライバーの方が、
ペーパードライバーよりも

運転が上手そうだと思いませんか?

たしかに、不謹慎ですが・・・。(笑)

 

「必ずどちらか一方を選ばなければならない」

と言われたら、私も運転歴が長い

ドライバーを選ぶと思います。

真面目な話に戻します。(笑)

 

具体的に言うなら、

簿記2級の資格だけを持っている未経験者より、
資格ナシの実務経験10年選手の方が、

会社にとって、戦力になるという意味です。

分かりました。

 

言い換えれば、

「暗記した知識より、経験の方が大事」

ということですね。

転職・再就職に成功した50代の特徴は?

では、あともう一つ、

質問を変えて宜しいですか?

はい、どうぞ

転職・再就職にあたり、

中高年の求職者に求められるものは何ですか?

はい、転職・再就職に

成功した方々の特徴で良いですか?

はい、特徴とか、

共通点が何かあるんでしょうか?

はい、あります。

 

私はこれまで、色んな方の

転職・再就職のお手伝いをしてきました。

 

その方々は、業界も、職種も、

学歴も、年齢も、全部バラバラです。

 

その方々の顔を今、思い浮かべて、

特徴を敢えて言うなら・・・

敢えて言うなら・・・?

共通点は・・・

謙虚さと適応能力でしょうか?

ん?

謙虚さ?

適応能力??

はい、では解説します

ぜひ、教えてください。

●まず、謙虚さという意味は、

「未体験の世界に対する向き合い方」です。

 

ここでは新しい職場を指しますが、

その新しい環境で起こることに対して、奢ることなく

「学ぼう、変化しよう」という心構えが、

しっかりしているということ。

 

つまり、心の姿勢ですね。

 

●次に適応能力という意味は、

 

新しい職場で、自分がどう振舞うか?

 

自分に、何が求められているか?を考えられる方。

 

さらに・・・その状況に応じた対応が出来る方です。

 

それをダンスに例えるなら、

 

新しい職場でワルツを求められたら、ワルツを踊り、

タンゴを求められれば、タンゴを踊る。

 

もし、社長から「ジルバを踊って欲しい」と言われたら、

全力でジルバを覚えて、踊れる人。

 

・・・という感じですかね?(笑)

なるほど

また、謙虚な方であれば、

新しい職場でも受け入れられやすくなります。

 

新しいことを学ぶことに対して、積極的だからです。

 

その方に「変なプライド」とかがなければ、

人間関係は自然と良好になります。

 

なるほど、イメージが湧きます。

さらに、適応能力が高いということは、

実務面での戦闘能力が高いということです。

 

いわゆる『知識バカ』ではなく、

自ら動ける方

現状の課題を解決できる方

という感じでしょうか・・・。

 

 

じゃあ例えば、

その逆のタイプはどうでしょうか?

 

謙虚さが無く、頑固で、

プライドの高い

中高年の方は難しいのですか?

そうですね。

自分の仕事のやり方に固執されると、

新しい職場で長く働くのは難しいと思います。

新しい職場では、

受け入れて貰えないと?

はい、新しい職場に馴染めないまま、

早期退職される可能性が、

どうしても高くなりますね。

たしかに、頑固な中高年は、

会社側も使いにくいですよね?

ええ、実態は・・・使いにくいと思います。

 

で、ちょっと話をまとめます。

 

つまり、学歴とか、

過去の会社の規模とか、

そこでの役職とか、肩書きとか、

そんなことは、あまり関係ありません。

当然、国籍も性別も関係ありません。

たしかに、関係ありませんね。

あくまで、その人が

「個人としてどうか?」ということですね?

そうです、その通りです。

 

同じ会社のチームの一員として

受け入れられるかどうか?

 

仲間として、認めて貰えるかどうか?です。

 

 

私にはちょっと、

思い当たることがあります。

 

以前、インタビューした

転職活動中の中高年の方が、

笑いながら言われていたことですが・・・。

 

「私は年齢なんか、気にしません。

年下の人たちともうまくやっていけますから。

そこには自信がありますよ」

 

と言われていた時に、

ちょっと、違和感を感じました。

ああ、いますよね。

 

「自分はできるから、大丈夫」

無根拠に言う人。(笑)

はい、そうなんです。

 

その時に私が思ったことは、

 

「あなたは大丈夫だと思っていても、

年下の社員から見たあなたは

大丈夫じゃないんですよ」ってことです。

 

なぜか自己評価が高い。(笑)

 

あなたはもう、選ぶ側じゃなくて、

選ばれる側なんですよ

そこを勘違いしないで下さい」って(笑)

いや、まさにおっしゃる通りです。(笑)

はい、あの勘違いおじさんは、

相当、苦労しているだろうと思います。

そうですね、

「こんなはずじゃなかった」って。(笑)

いや、それにしても、

今日はとても勉強になりました。

 

勘違いしないように、

私も気を引き締めないと。(笑)

 

質問は以上です。
本日はお忙しい中、有難うございました。

 

いえ、こちらこそ。

どうも有難うございました!

50代・中高年が転職で心がけるべきこと

はい、再びまるきんスカイウォーカーです。

上記のインタビューを終えて、50代の求職者へのアドバイスをまとめました。

企業人から、職業人へのシフトチェンジ

過去に、どの企業に所属していたかではなく、

職業人として、自分はどんな専門性を持っているか?

また、仕事を通じて、どこに充実感を感じるのか?

何を変化させ、伸ばそうとしているのか?

自分の「仕事の歴史」を語れる人

過去の成功体験や自慢話ではなく、

今までは、どこで、なにをやってきて、

これからどこへ向かおうとしているのか?

それを自分なりの言葉(ストーリー)で語ることが出来る人。

その人たちには、共感や賛同が集まりやすくなります。

「会社に言われたミッションをこなしてきました」はNG、

「仕事の中に、自分のテイストを出してきました」はOKです。

こちらも、転職活動においては、有利になります。

会社に言われたノルマをこなすのではなく、

自分なりにテーマを設定して、ゴールまでの流れを考える。

そんな、価値を最大化させることを目的とした行動は好まれます。

特に経営者との面接では、有効です。

あなたが主体的に業務に取り組んでいたと理解されやすいからです。

サボテン

本日のまとめ

さて、本日のタイトルに対するまとめです。

50代で未経験分野の資格を取るのは、ちょっと遅い。

50代で資格を取った人に、重要な仕事を任せる会社は少ない。

50代で新たな資格を取っても、プロとして活躍できる期間が短い。

あくまで個人的な感想ですが、

50歳から新たな資格を取って、

そこから「実務経験を積んでプロを目指す」というのは、

ちょっと厳しいかと思います。

未経験分野の資格取得に走るよりも、

「自分の仕事歴史」を丁寧に振り返って、

その中から、自分のテイストの出た仕事をピックアップし、

経験がある分野で仕事を探された方がうまくいくと思います。

本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。

 

 

 

 

 

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