職務経歴書【書式と書き方1/5】面接の自己紹介スピーチも大丈夫

③ 強い履歴書と職務経歴書をつくる
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職務経歴書【書式と書き方1/5】面接の自己紹介スピーチも大丈夫

皆さん、こんにちは。

ここからは、実践編です。

転職活動をする上で、まずあなたがやるべきことは、書類の準備です。

書類は二つ、履歴書と職務経歴書です

前回は履歴書でしたので、今回は、職務経歴書となります。

最初にお伝えしておきますが、ここからは「ギア」を一段、上げる必要があります。

今回もいつも同様、本気で作成して下さい。(笑)

職務経歴書のサイズと枚数について

ここでは職務経歴書の内容ではなく、作成の作法について、解説します。

職務経歴書のサイズはA4サイズが一般的です。

まずは、記入見本PDFを見てください。

今回用に、私が作成しました。

見本の職種は経理、営業事務ですが、そこは関係ないので流して下さい。

※ひな形というか、書式フォーマットは、次回以降にアップロードします。

職務経歴書は「2枚じゃないとダメですか?」質問

これは、とても多く聞かれる質問です。

結論から言いますと、別に何枚でも構いません。(キッパリ)

この件に関して、私に質問をする人の特徴は?

若い方、転職経験が少ない方、

転職エージェントを利用したことが無い方、

つまり「転職に関する情報不足や、社会経験が浅い方」が

「職務経歴書は2枚以内じゃないと、受からない」と誤解していらっしゃいます。

ここでもう一度、はっきりお伝えします。

絶対に2枚以内とか、決まりはありません

ちなみに、私が求人企業へ求職者を推薦する場合は、3枚程度が多い感じです。

ちょっと考えて頂ければ分かりますが、

25歳の若者と、55歳のベテランでは、「経験の幅も深さ」も違います。

それを単に形式的に「2枚で収めろ」というのは、さすがに無理があります。

結論としては、2-4枚程度でまとめる、が正解です。

「職務経歴書の枚数が多いから、ダメだ」とか、

「書類のページ数が多いから不採用にします」とか、

求人企業から言われたことは、・・・一度もありません。

枚数を気にするのではなく、中身を気にして下さい。

 

職務経歴書内に表記する順番

さて、実際の作成に入ります。

まず、表記する順番ですが、職務経歴書を画像で取り込んだので、一つ一つ解説します。

職務経歴書:タイトル名と日付と氏名

職務経歴書

まず「職務経歴書」というタイトルは画面の「中央寄せ」にして下さい。

「職務経歴書」のタイトル文字は、他の部分よりも大きいサイズの文字フォントです。

※マイクロソフトワードであれば、12-14くらいのフォントサイズです。

日付

そのすぐ右下の場所が、日付とあなたのお名前です。

日付は西暦が一般的です。

職務経歴書の提出日、または、面接当日の日付、どちらかだと思います。

日付のすぐ下が、あなたのお名前です。

この日付と氏名は、文字フォントを「太文字」で、強調して下さい。

他の部分よりも、若干、目立たせたいからです。

※ワードであれば、9.5-10-11.5くらいの文字フォントです。

ちなみに、住所や携帯番号等は履歴書に記載するので、書く必要はありません

職歴の要約 は重要

この要約の部分は、とても重要です。

あなたが学校を卒業されてから、今までの社会人経験を「要約」として数行にまとめます。

書き出しは「高校卒業後、大学卒業後」などの最終学歴から始めるのが一般的です。

『短大を卒業後、●●で■■を担当し、

その後、株式会社●で■■に配属になりました。

そちらでは主に■■を担当し、

3社目の現在は、●●で■■を担当しております』

という感じで、ざっくりした経歴の概要です。

この後に、<職歴の詳細>が続くので、まずは、さわりの部分となります。

職歴の要約の「超・活用方法」

はい、ここでブログ読者の皆さんに、耳寄り情報をお知らせします。

これから書くことは、日本で、私以外に、まだ誰も言っていないと思います。

国内最大手の転職エージェントでも、転職サイトにもありません。

転職ノウハウ本でも見たことがありません。

もったいぶらずに、さっさと言います。(笑)

【重要】職歴の要約を面接本番のスピーチで使う

ここで作成した「職歴の要約」が、

そのまま「面接本番」で使うセリフになります。

どういうことかと言うと、あなたが書類選考を合格されたら、次は面接です

ほとんどの面接の場では冒頭の場面で

「じゃあ、まずは、かんたんな自己紹介をお願いします」と言われます。

その場合、あなたは1分程度の自己紹介をする必要があります。

最初の、オープニングなので、ちょっと緊張しますよね?

人によっては、アタマの中が、真っ白になるかもしれませんよね?

大丈夫です・・・ご心配なく。

その時に自己紹介としてしゃべる内容が、まさにこの「職歴の要約」です。

せっかく、私を信じて作ってもらっている以上は、あなたに損はさせませんよ。(笑)

ただ、これだけでは分からないと思うので、あなたがイメージしやすいように、

面接の場面を想定したセリフを書きます。

面接本番を想定したセリフ例①山田花子

とりあえず、こんな感じです。

■面接官のセリフ:「それじゃあ、まずは自己紹介をお願いします」

「はい、改めまして、山田花子と申します。

本日は面接の機会を頂き、まことに有難うございます。

私はもともと、大阪で生まれたのですが、

父の仕事の関係で、6歳の頃に神奈川県へ引っ越してきました。

そのまま地元の高校へ通い、都内の大学へ進学、4年で卒業しました。

大学卒業後は、新卒として入社した●●株式会社で■■を担当しました。

そちらでは主に、■■や■■に関する事務を担当しておりました。

その後、次の株式会社●●では、主に■■を担当しておりました。

3社目の現在は、●●株式会社■■センターにおいて■■を担当しております。

以上、簡単ではありますが、私の自己紹介とさせて頂きます」

だいたい・・・こんな感じです。

当然ですが、山田花子さんの名前のところは、あなたの名前に入れ替えてください。

実際の場面では、あなたが担当された業務の説明がもうすこし入ってくるので、

ここまで短いスピーチには、ならないかと思います。

ただ、全体の流れとしては、こんなイメージです

サンプルとして、もう一本、書いておきます。

面接本番を想定したセリフ例②田中五郎

■面接官のセリフ:「まずはかんたんで結構ですから、自己紹介をお願いします」

「はい、改めまして、田中五郎と申します。

本日はよろしくお願いいたします。

私が生まれたのは、埼玉県の川越市です。

現在も、家族と一緒に暮らしています。

学生時代は、中学、高校とサッカー部に所属しておりました。

高校を出て、映像関連の専門学校へ進み、

そちらを卒業後、広告制作の会社へ入社しました。

それが、1社目の●●●●プロダクションです。

その会社で主に担当した業務は■■です。

そこで3年ほど勤務したあと、現在の就業先である、●●●●ビジョンに転職しました。

現職では、主にCM動画広告の配信事業に携わっております。

主なクライアントは■■業界で、社数で言うと、20社ほど、担当しております。

以上、簡単ではありますが、私の自己紹介とさせて頂きます」

・・・はい。

とりあえず、サンプルを二つ、読んで頂きました。

これから、解説します。

①山田花子さんのセリフ・ポイント

「私はもともと、大阪で生まれたのですが、
父の仕事の関係で、6歳の頃に神奈川県へ引っ越してきました」


この最初の生まれと育ちを言えるかが、最重要ポイントです。

これを言えたら、もうOKです。(笑)

これを言えたら、あとは落ちついて、自分のペースでスラスラいえるはずです。

で、今回作成した「職歴の要約」の冒頭の部分にドッキングさせます。

そのままの自然な流れで、仕事の話につなげる感じです。

でだいたい1分くらいで終わる感じです。

②田中五郎さんのセリフ・ポイント

「私が生まれたのは、埼玉県の川越市です。

 現在も、家族と一緒に暮らしています」


これも、生まれと育ちがすんなり言えた時点で、勝ちです。

この時点で、とりあえず、いったん落ち着くはずです。

そこから先は、リラックスした気分で、

学生時代、スポーツ歴、専門学校へとつなぎます。

で、花子さんと同様に、社会人のエピソードへつなげる流れです。

専門学校を卒業後、広告制作会社の説明へ、自然に入るイメージです。

で、だいたい1分くらいの長さに、まとめる感じです。

・・・という感じで、如何でしょうか?

職務経歴書用に作成した、味も素っ気もない

「職歴の要約」のアタマに「私の生まれと育ちは~」を付け加えるだけで、

立派な「1分間の自己紹介スピーチ」へと、変身させることができました。

自己紹介スピーチのコツは、生まれと育ち

この便利な技は、私が転職10回の経験の中で、編み出したものです。

やり方はとてもシンプルで、「職歴の要約」の前に、

「私の生まれと育ち」を付け足すだけです。

はい、・・・それだけです。(笑)

それだけですが、それなりに「自己紹介になっている」と思います。

聞いていて無理が無く、面接官にも「丸暗記」だとバレません

★日本人の自己紹介★

特に日本人の場合は、「自分はどこで生まれて、どこで育ったか」を言うのが、

相手に対する礼儀、マナーとして重んじられる文化ですので、

最初に「生まれと育ち」を追加するだけで、充分、自己紹介として成立します。

昔の武士が「拙者は●●の国の●●生まれで・・・」と同じスタイルです。

さて、この面接の導入部分を成功させるためには、

あなたのこれまでの社会人経験を、一通りなぞるような感じにしておく必要があります。

この職歴の要約を丁寧に書いておくだけで、面接でも、あせらず落ち着いて言えるはずです。

なぜなら、それはあなたの経歴です。

自分の経歴なので、間違う人はいません。(笑)

ポイントは「生まれと育ち」を付け足すだけ

とにかく「私が生まれたのは・・・」という、最初のひとこと目だけです。

それが言えたら、現在の勤務先まで、誰でもスラスラ言えるようになります。

ただし、最初のセリフが出てこないくらい、

あなたが緊張していたらダメですが、そこはぜひとも死守して下さい。

 

ちなみに、今までこの言い方で失敗した方は、ゼロです。

いや、本当に、ゼロですよ

 

だって、名前を名乗って、生まれと育ちくらい、みんな言えますよ。

・・・いくらなんでも。(笑)

だから、あなたもきっと、大丈夫です。

 

以上で、職務経歴書の冒頭の部分を終わります。

本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。