【向いている仕事の探し方】②自分の強みを《2時間》で知る方法

② 自分の強み・向いている仕事を知る
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もし今日が人生最後の日だとしたら、
今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
スティーブ・ジョブズ

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【向いている仕事の探し方】②自分の強みを《2時間》で知る方法

皆さん、こんにちは。

前回、私は「好きな仕事と向いている仕事は違う」という記事を書きました。

そこでは向いている仕事につければ、

ストレスなく成果が出しやすいと書いたと思います。

本日はその続編なので、スターウォーズ風に言うと、

「エピソードⅡ」になります。(笑)

「自分の強みって、何だと思いますか?」

私がキャリアカウンセリングする際に、

求職者にこの質問をすると

「経理を担当しておりました」とか、

「法人営業をやっていました」とか、

そんな答えをされる方がいらっしゃいます。

 

気持ちは分かります。

ただし、それらは職種の話ですよね?

私が聞いているのは、自分本来に備わった「ビジネス上の強み」です。

 

だとすれば、職種や役職ではないと、まず、理解していただけるでしょうか?

では、前置きはこのあたりにして、話を進めていきたいと思います。

 

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう
 新版 ストレングス・ファインダー2.0 (日本語)
●出版社:日本経済新聞出版; 新版 (2017/4/13)
●発売日:2017/4/13
●言語:日本語
●単行本:¥1,980 (228ページ)
どんな内容の本か?

このストレングスファインダーはとても貴重な本です。

自分の「仕事上の強み」を教えてくれる本です。

アメリカのビジネスパーソン200万人を調査した結果、

さまざまなビジネススキルが34に分類可能になりました。

やり方は、インターネットで専用サイトにアクセスして、

オンライン自己診断を受講する必要があります。

簡単な設問に「はい・いいえ」形式で答えていくと、

最後にあなたの強みのうち、上位5つを紹介してくれる非常に便利な本です。

ストレングスファインダーの基本的な考え方

「人は誰でも強みを持っている」

ここで言う「強み」とは、

その人の才能、知識、技術が独自に組み合わさったものであり、

仕事で成果を上げたり、他者から評価されたり、

目標を達成したりするために用いられる、

その人、本来の特性や能力のことです。

 

当たり前のことですが、強みは、一人ひとり、違います。

人は誰でも「強み」を活かした方が充実した人生を送ることができます。

自分らしさを活かしながら働くことで、仕事における達成感を味わい

同時に、社会や組織に貢献できているという満足感を得ることができます。

「強み」を一言で言えば?

「常に完璧に近い成果を生み出す個人の能力」です。

他人よりも秀でている、

他人よりも優れているという意味ではなく、

「一般の人が苦労だと感じることを、

難なくやれてしまうその個人の素質」です。

分かりやすく言うと

「その人にとって向いている分野」となります。

自分の強みとは「生まれつきの才能」

「生まれつきの才能」 × 「技術」 × 「知識」 = あなたの強み

ここで言われている「強み」には定義があります。

それは「才能と技術と知識」によって構成されます。

 

三つの中で最も重要なものは「生まれつきの才能」です。

 

残りの知識と技術は、経験を積むことで

ある程度まで伸ばしていくことができますが、

才能は生まれつきのモノである為、あとで伸ばすことが出来ません

 

従って、あなたが最初に知るべきことは、

自分の才能ということになります。

 

自分の才能が何かを理解し、その次に技術と知識が加わることで、

初めて「本物の強み」となります。

 

逆に、才能があっても磨かれなければ、強みにはなりません。

単なる宝の持ち腐れとなります。

弱点とは、向いていない分野・不得意な領域のこと

自分が苦手な分野を平均レベルまで引き上げる努力は、

時には大事なことですが、

結局、自分の強みを活かせないので、

平凡な成果しか期待できません

 

そこには充実感や達成感もなく、

不完全燃焼の結果に終わることが多いでしょう。

 

スポーツに例えると・・・

もし、あなたは水泳が得意なら、

苦手な球技をやるのではなく

得意な水泳の分野で、自分の力を発揮するほうが良いという、

「シンプルな考え方」です。

弱点の克服はしないで良いのか?

はい、ここはハッキリ言いますが、

弱点には目を向けなくて良いと思います。

これは日本人の考えと、相反する部分があります。

 

例えば、あなたは国語が得意で、数学が苦手だった場合、

苦手な数学に時間をかけて、平均レベルまで引き上げないといけないという

「どれもやれないとダメ」という考え方があります。

 

これはとても日本的な価値観であり、私たちに染み込んでいます

「どの教科も、まんべんなく出来るのが良い」

もし、私が学校の先生であれば、

恐らく、そう指導すると思います。(笑)

 

しかし、このストレングスファインダーは

学校教育で使うのではなく、

「自分の仕事生活を充実」させる為に使う自己診断ツールです。

 

弱点を無視するわけではありませんが、

強みを伸ばす方が「成功に近い」と思います。

 

さらに言えば、仕事の場面においては、

自分の弱点の克服に時間を費やしても、

平均レベルへ引き上げる程度でしかなく、

優れた成果を収める助けにはなりません。

 

弱点を克服することに時間を費やすのではなく、

自分が持っている才能を磨くべきだと、この本は言っています。

真の強みを築くカギ・・・

それは、自らの才能を正確に把握し、知識と技術でその才能を磨くこと。

強みを知らずに生きるとどうなるか?

調査会社によると、

「仕事で自分の強みを活かしている」と感じる人は、20%程度です

つまり、残りの80%の人が

「自分の強みを活かしていない」と感じながら

仕事をしていることになります。

 

殆どの人が、仕事における充実感をあまり感じることなく

単に生活の為に働いていることになります。

それはちょっと勿体無いと思いますし、

もし私の友人とかであれば、残念に思います

ストレングスファインダーを積極的に利用するべき人は?

*就職・転職活動の際に、自己分析ツールとして活用したい人

*適性に合った仕事を見極めたい人

*仕事・勉強で、より成果を出したい人

*自分の強みを知ることにより、さらに自信を深めたい人

*社員個人の資質を把握したい企業経営者、人事担当者

といった方だけでなく、年齢・性別に関係なく、

どなたがやられても良いと思います。(笑)

ストレングスファインダーのメリット:向いている仕事が分かる

よくキャリア関連の本に

「自分の強みを生かした職業に就くべき」と書いてありますが、

実際のところ、

自分が何に向いているのか

自己分析ではわからない人が多いと思います。

 

この診断によって、

自分にどのような才能があるのか、言いかえると

「自分はどのような特徴的思考パターンを持っているのか」

把握することによって、

向いている仕事を見つけやすくなると思います。

 

ストレングスファインダーのメリット:自分の強みを知ることの大切さ

仕事で強みを築く上で、

最も重要なのは「自分の才能」を特定することです。

才能を特定せず、知識と技術を積み上げていっても、

非効率どころか逆効果になる可能性もあります。

 

才能を考慮せずに、訓練を重ねると、

進歩するどころか燃え尽きてしまうでしょう

 

自分の強みに気づくのが遅ければ、

あなたの仕事人生は不完全燃焼に終わるかもしれません。

向いていない仕事は、誰にとっても苦痛でしかありません

ストレングスファインダーのメリット:あなたが向いている分野のこと

自分の強みを伸ばした方が

効率的で、成果も期待できます

ストレスなく続けられるし、

やり遂げた後の精神的な喜びも大きくなります。

私がオススメする使い方は、もちろん・・・

仕事を選ぶとき

あなたが仕事を探される際に、

自分の強みを多く含んだ職種、環境を選ばれることです。

畑違いの分野、向いていない職種、苦手な業務を選ばれるのは

「単なる苦行」でしかありません。

喜びも達成感もなく、評価もされず、

ひたすらダメな自分と向き合う日々になると予想されます。

 

あなたが苦手な部分を克服しても、

せいぜい平均レベルになる程度の結果しかありません。

大事なことは、あなたの人生の時間です。

 

自己PRを書くとき

これは、本当にすぐに使えます。

履歴書、職務経歴書を作成する際の材料になります。

それまでは「自分でも、うすうす気づいていた」レベルの資質が、

明確になることで自信を持つことができます。

単なる自分の「思い込み」ではなく、

診断でも同じ結果だったと分かったら、

モヤモヤは消えます。自分の強みを理解しているあなたは、

「強気で」自己PRが書けるようになります。

 

日々の仕事において

これは、重要です。

あなたが仕事をする際の「行動原理・行動原則」になります。

あなたは、自分の行動のクセ、思考のクセを理解していることで、

仕事のゴールまでの道筋を、簡単に想像することが出来ます。

ゴールまでの筋道が見えず、イメージも出来ないのは、

本人としては気持ちが悪い状態です。

 

「自分はこれが得意だから、誰よりも早く、成果を上げられるはず」とか

「ここは不得意な分野なので、他人の力を借りる方が、得策だと思う」とか、

それぞれの場面に応じて、

ちょっとコントロールができるようになるはずです。

何の仕事に対しても、いつも全力100%でいくのではなく、

強みに100%を向けることができます。

 

苦手な分野は、なるべく人にお願いする方が、

「組織全体の効率化」になると思います。

ただ、苦手だからと言って、仕事をえり好みして、

何でもかんでも、人に頼みまくってはいけません。

自分の強みとは関係なく、職場の人に嫌われます。(笑)

 

 

■ちなみに、この記事の冒頭で登場した方々。

「自分の強みが分かりません、考えたこともありません」

と言われた求職者に、ストレングスファインダーを紹介したら

「強みが分かって、モヤモヤがなくなりました」と、かなり喜ばれました。

ピータードラッカー先生も言っています

『何事かを成し遂げるのは、強みによってである。

 弱みによって何かを行うことはできない。

 できないことによって何かを行うことなど、到底できない』

 

■ピーター・ドラッカー(1909年~2005年)

「マネジメントの父」とも呼ばれる、

経営学の第一人者であり、社会思想家。

 

ストレングスファインダーの開発会社は?

この診断はアメリカの調査会社ギャラップ社が開発したもので、

ビジネスパーソン200万人にインタビューを行った結果から、

統計学的に5000種類の強みに分類し、

さらに34の特徴としてまとめたものです。

 

その人が潜在的に持っている強みになりうる要素を

34の資質(他人より優れている行動パターン)に分類し、

そのうち、上位5つを教えてくれる診断です。

200万人への調査インタビュー

そこから5,000種類の強み

それを34の資質へ分類したもの!

実行力影響力人間関係構築力戦略的思考力
1達成欲10活発性18適応性27分析思考
2アレンジ11指令性19運命思考28原点思考
3信念12コミュニケーション20成長促進29未来志向
4公平性13競争性21共感性30着想
5慎重さ14最上志向22調和性31収集心
6規律性15自己確信23包含32内省
7目標志向16自我24個別化33学習欲
8責任感17社交性25ポジティブ34戦略性
9回復志向26親密性

【解説】

ご覧頂いた通り、下記の4つのグループがあります。

①実行力 ②影響力 ③人間関係構築力 ④戦略的思考力

その下に、34の資質が分類されています。

4つのグループとは、人がビジネスを進めていく上で中心となる、基本項目です。

 

【34の資質は、もっと細かく記述されている】

この4グループは、あくまでサブです。

メインは34の資質であり、それについて、一つ一つ、詳しく書いてあります。

その中の、自分に該当する上位5つを知ることが、

本書の価値であり、あなたの目的です。

最初に言いますが、どれが良い、悪いではありません

 

本と診断方法について

本を購入されると、

そこに専用サイトのアドレスと、アクセスコードがついています。

専用サイトにアクセスコードを入力し、

名前とメールアドレスを入力して診断可能になります。

できれば、スマートフォンではなく、

パソコンからアクセスされるほうが良いと思います。

 

時間はだいたい30分程度、

質問は約180問あり、1問あたり20秒という制限があります。

20秒経つと自動的に次の問題へ進みます、

テストではないので、直感で選んで下さい

 

診断が終われば、次は本に戻って、

5つの資質について書かれた詳細を確認するという流れです。

本の中には、その資質を持つ人の共通点とか、

仕事での活かし方が詳しく解説してあります。

 

念のため、言っておきますが、これは占いではありません。(笑)

従って「あなたは思いやりがある、優しい方ですね」のような、

日本的なやわらかい表現ではありません

非常にロジカルにハッキリと

「こんな仕事は向いていません」と書いてあります。(笑)

これは診断であり、テストではありません。

インターネットで質問に答えるだけの診断です。

従って、点数は出ません、安心して下さい。(笑)

 

当然、正解も不正解も無く

引っ掛け質問とか、いじわる質問もありません。

あなたが入社試験の際に受けた「適性検査」とは、全く違います。

あなたの「無意識の思考パターン」

何かを知るための「単なる診断」です。

別にひねくれた回答をしても良いのですが、

それはお金と時間と労力の無駄かもしれません。(笑)

ちなみに、まるきんが向いていない仕事は?

「ルーチンワークが多い部署に配置してしまうと、

 強みをまったく活かすことができません」


いや、わざわざアンタに言われなくても、

自分で分かってますよ。(笑)

つまり「同じ作業の繰り返しは、性格的に向いていない」らしいです。

 

特に事務処理などは、本当に苦手ですし、

全く好きではありません、昔から。(笑)

知識を得ることが目的ではなく、行動すること

【端的に言うと】

①本に記載されたサイトに行って、

アクセスコードを入力し、PC経由で診断を受ける。

②5つの資質が分かったら、

再び本に戻って、その5つについての詳しい解説を読む。

③あとは、実際の日常生活の中で、

その強みをガンガン磨いてゆく、ということです。

単に診断結果を眺めるだけでは、「ふ~ん、そうなんだ」で終わります。

つまり、良く当たる占いや、おみくじと同じです。(笑)

★最も重要なことは「それを実践すること」です。

注意点は、中古本を買わないこと

必ず、新品の本を買うこと

中古本ですと、誰かがそのアクセスコードで

診断を受けている可能性が高くなります。

そうなると、あなたは診断を受けることができません

無駄になります。

 

まとめ:自分の才能を活かすためのシンプルなやり方

①まず自分の「持って生まれた才能=資質」を知る

②その「資質」を「強み」に磨き上げる。

③さらに「強み」を活かした仕事、生き方を実践する。

要するに、これだけです。

簡単ですよね?(笑)