【最適な1社】転職エージェントとの付き合い方と転職成功への道
皆さん、こんにちは。
さて、前回の記事から、ちょっと時間があきました。
本日のテーマは、転職エージェントとの付き合い方です。
*かならず複数のエージェントに登録すること
*短期集中で一気に勝負を決める
*どの転職エージェントか?ではなく、どの担当者か?
*業界特化型の中小のエージェントとのやり取りが、徐々に増える
*合格まで導いてくれるのが、良いエージェント
*履歴書、職務経歴書の完成度を上げるために自己努力
*書類が出来たらGO
では早速、前置きナシで、早速、いきます。
必ず複数のエージェントに登録すること
これまでの経験上、「1社だけ登録した」という求職者はほとんどいらっしゃいません。
だいたい、皆さん5社以上は登録されます。
なぜ、複数のエージェントかと言うと、
各エージェントの専門分野、担当者との相性、
求人件数の多さ、対応地域など、複合的な要因が絡み合うからです。
それぞれのエージェントはあなたのために求人を探して案内してくれるはずですが、
あなたの希望と、合致するかは分かりません。
ちょっと想像して欲しいのですが、
エージェントとの初回の面談後、メールで送られてきた求人が10件で、
その中で、あなたの希望にマッチするのが、5件かもしれません。
場合によっては、普通にゼロもあります。
こればかりは、まさに「ご縁」です。
通常、私がお会いする求職者の方々は、
「なるべく早めに次を決めたい」と言われます。
「半年から1年かけてゆっくりと次を探したい」
というスローな方はいらっしゃいません。
今回のコロナのように、来年、再来年にも、
また何が起こるか分からないので、
早めに「自分の軸」を正しい方向へ向けて、
その分野で活躍されることを望まれます。
短期集中で一気に決める
ですので、どうせやるなら「短期集中型」で、
効率的に進められることを強く勧めます。
ゆるく、中途半端に期限を決めないと、
「半年~1年以上かかっても決まらない」というケースが増えます。
そうすると、気持ちや判断に、迷いが出ます。
現職を辞めると決めて、次の会社を探しているにも関わらず、
タイミングが合わなかったり、条件が合わなかったり、最終面接でダメになったり。
結局、なんだかんだで、次の会社が決まらない人は、本当に多いです。
そうなると、惰性で仕事をし続ける日々がやってきます。
つまらない日々、単なる消化試合です。
そうなると、だんだん「転職活動」に嫌気がさしてきます。
「自分は能力が低い」とか、
「自分は運が悪い」とか、
「世の中から必要とされていない」とか、
「きっと●●のせいだ」とか
ネガティブなことを考える人が増えてきます。
将来を心配して、不安な日々を過ごしたり、
未来に対する明るいイメージが薄れていくはずです。
でも・・・本質は違います。
大事なことは目的に合った「行動量」を増やすことです。
必要なことは「短期集中」で、
一気に勝負を決める「決断力」だったりします。
転職先が決まらない人の共通点
転職先が決まらない人の共通点は、
「慎重すぎて、判断と行動に時間がかかる」という方です。
すぐやれば良いのに「もうちょっと様子を見よう」タイプです。
これは、単なる先送りですね。
さらに言えば、「明日から頑張ろう」タイプです。
だから、最適なタイミングを逃して、
どれも時間切れで「ご縁が通り過ぎる」のです。
決断が遅く、チャンスを逃がす人
私が面談する際にこの「決断できない人」に出会うと、だいたい分かります。
<決断できない人とは?>
会話の場面では、どちらかといえば抽象的な表現が多く、
合理性というよりは、自分の感情を優先し、
ご本人に「決断が遅い」という自覚が無く、
細かいことや、さほど重要じゃないことばかり気になり、
ひたすらリスクを回避することばかり考えて、
結論に近づく前に、時間切れで終了、さようなら。
つまり、自分でチャンスをつぶしている人、が多いのです。
だから、私は数回ほどやり取りして
「チャンスを逃すタイプ」だと感じたら、
ご本人のために「さっさと動かないとダメですよ」と鬼軍曹になります。
ここで言わないと、私とその方が出会った意味が無いと思うからです。
また、ご自身で自覚されていないケースが多いからです。
どの転職エージェントか?ではなく、どの担当者か?
どのエージェントがピッタリなのかは、
あなたの年齢、経験、希望職種によって変わります。
例えば25歳のあなたと、35歳のあなたとでは、経験もスキルも、違うはずです。
ということは、
25歳のあなたが必要とするエージェントと、
35歳のあなたが必要とするエージェントは、違って当然です。
10年あれば、誰でも成長しますよね?
その10年間、状況がまったく同じということは、絶対に無いと思います。
ということは、あなたがエージェントに要求する内容や期待値も変わるはずです。
なので、大手だから良いとか、
口コミで評判が良かったから、
とかで選ぶこと自体は、間違いではありませんが、
それだけで充分ではありません。
ここはもう、当たり前ですよね?
その会社の評判が良くても、
担当するアドバイザーとの相性が悪ければ、うまく物事が運びません。
あなたより年上の担当者、あなたより年下の担当者、
同性、異性など、誰とペアになるかは分かりません。
エージェントごとに、業界や職種によって、担当が違う場合があります。
つまり、建設ならば、その業界に精通した、Aさん、
経営管理職といったバックオフィスの職種ならば、Bさん、
20代の若手ならCさんなど、エージェントごとに違います。
エージェントの登録社数は、5社以上が普通
従って、あなたがやるべきことは、
なるべく多くのエージェントに登録して、相性の良い担当者と出会うことです。
私はこれまで、沢山の求職者とお会いしましたが、
エージェントの登録社数は、5社以上が普通だと思います。
多い人は10社以上、登録されていた方もいらっしゃいます。
もちろん、最初からいっぺんに10社ではなく、最初は20代の頃に4社。
その次に30代になって、転職活動をした時に3社を廻って合計7社。
さらに、それから数社を増やして、合計で10社・・・みたいなイメージです。
単純に、登録社数が多いほうが、閲覧できる求人の数も増えます。
なお、ここには、業界特化の小規模のエージェントも含まれています。
首都圏には、社員が数名という転職エージェントはとても多いからです。
よく、大手と中小エージェントの違いを聞かれるのですが、
専門特化の中小エージェントは、
やはり「候補者を受からせる力」が強いと思います。
あと、求人企業(クライアント企業)との
パイプが圧倒的に強いという印象です。
特化型のエージェントじゃないと、受からない
ちなみに、一般的な話になってしまいますが、
求職者の年齢が高くなるほど、専門性、スキル、実務経験が求められます。
となると、総合型の大手の転職エージェントではなく、
業界特化型の中小のエージェントとのやり取りが、徐々に増えるはずです。
あなたのスキルと年収が上がれば上がるほど、特化型のエージェントとの接点が増えます。
通常、彼らは、ヘッドハンターと呼ばれます。
一方、あらゆる職種を取扱う、大手転職エージェントは「総合型」と呼ばれます。
業界経験が豊富なあなたと、業界に精通した中小エージェントの担当者。
その「最強チーム」であれば、希望する会社へ入社できるという流れです。
特に、ハイクラスと言われる年収1000万円以上のクラスは、
この最強チームじゃないと、なかなか受かりません。
ヘッドハンターが存在する理由とは、まさにここにあります。
誰もが普通に応募して、普通に合格するなら、ヘッドハンターなど必要ありません。
簡単には受からないから、必要とされるわけです。
転職エージェントに登録される方へ
誰かにとって良いエージェントであったとしても、
あなたにそのまま当てはまるとはいえません。
例えば、ネット上の転職比較サイトとかに、
「評判が良い人気の人材エージェント」と書かれてあったとしても、
あなたにとって良いエージェントかどうかはわかりません。
良いエージェントを探す為に、
色々な口コミサイトの書込みを見るのも悪いとは言いません。
でも、それらはしょせん、名前も知らない誰かの体験談です。
あなたの人生と、関係がありそうですが、実は全く関係ありません。
どこの誰かも分からない、
出所が不明の、ただの伝聞情報に過ぎません。
目的は、転職活動が成功すること
私もこのブログ内で、転職エージェントを幾つか紹介しています。
しかし、それはメインの目的ではありません。
エージェントへの登録は「最低限、やらねばならないこと」であり、
メインの目的とは「あなたの転職活動が成功すること」です。
エージェント選びはあくまで一部に過ぎません。
別に、あなたの成功を保証するものではありません。
大事なことは、自分でやること。
登録する前の、準備をしっかりやること。
実際に動き始めたら、ご縁を逃さないことです。
転職活動は、ネットショッピングではありません。
あなたはこれから、求人を探し、応募し、面接を受けて、合格されます。
それは、通販サイトを眺めながら、欲しい商品を買うこととは意味が違います。
もっと「リアルで泥臭い行動」が必要ですし、
内定が出た会社へ「行くべきかどうか」を迷われる場面も出ると思います。
でも、そこで悩んで、自分で決めることが重要だと思います。
自分で仕事を選んで、自分の道を歩むことが、
あなたの人生を切り開く一歩だからです。
もうお分かりになっている思いますが、転職活動に正解はありません。
あなたが納得するかどうか、それが一番、重要です。
というか、それだけです。
合格まで導いてくれるのが、良いエージェント
他の誰かではなく、あなたに良い求人を案内してくれて、
合格まで導いてくれるのが、良いエージェントです。
エージェントの会社の規模とか知名度とか、
取り扱い求人の多さとかは、あくまで周辺情報です。
前にも書いたと思いますが、
あなたが目指すことは
自分に最適な1社を探すことだけです。
100社の面接を受けられても、
その50社から内定が獲れたとしても、
あなたが入社できるのは、1社だけです。
その1社との「ご縁」を繋いでくれた担当者だけが、
あなたにとって、本当に良いエージェントだったと言う事になります。
「あなたの行動量×運×タイミング」
で、あなたの仕事先が決まると理解して下さい。
だからこそ、あなたの年齢や性別に関係なく、
自分と相性の良いエージェント(最強チーム)と出会うことが、
転職活動を成功させる為に、不可欠な要素となります。
本日のまとめ
というわけで、そろそろ終わります。
転職エージェントから良い求人を貰うためにも、
まずは履歴書、職務経歴書の完成度を上げるために自己努力をして下さい。
完成度の高い書類が出来上がったら、あとは「GO」です。
書類の完成度が低ければ、時間のムダになるので、行かない方が良いと思います。
あなたの行動量×運×タイミング=その会社とのご縁
あなたが入社されるその会社と、あなたを「一本の糸」で
繋いでくれるのが転職エージェントという存在です。
はい、以上が転職エージェントとの付き合い方になります。
*かならず複数のエージェントに登録すること
*短期集中で一気に勝負を決める
*どの転職エージェントか?ではなく、どの担当者か?
*業界特化型の中小のエージェントとのやり取りが、徐々に増える
*合格まで導いてくれるのが、良いエージェント
*履歴書、職務経歴書の完成度を上げるために自己努力
*書類が出来たらGO
参考にして頂けたら幸いです。
本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。